災害時に高齢者などが手助けを受けて速やかに避難できるよう榛東村で18日夜住民たちが集まって避難のためのマップを作りました。
榛東村では地域全体で災害に備えようと平成19年から社会福祉協議会を中心に災害時の避難に支援が必要な人の名簿作りや住所などを書き込んだマップ作りに取り組んでいます。
名簿やマップは毎年、更新していて18日夜は榛東中学校の体育館に自治会長や民生委員など200人余りが集まり、支援が必要な226人について21の地区ごとにマップを作りました。
参加した人は1人暮らしの高齢者などが住んでいる場所を地図に書き込んだ上で、誰が手助けするかなどを決め、個別の避難計画も作成していました。
東日本大震災では多くの高齢者や障害者が亡くなり国は避難する際に支援が必要な人の名簿をまとめるよう自治体に義務づけたほか、ことし5月には個別の避難計画を作るよう求めています。
村ではいち早くこうした取り組みを進めていて、群馬県内では館林市とともに国のモデル事業に選ばれています。
参加した元民生委員の女性は「机上の議論だけでなくて災害時に実際にどう動いていけるかが大切だと思っています。近所での助け合いを大事にしていきたい」と話していました。
榛東村社会福祉協議会の小野関芳美事務局長は「実際に住民どうしがひざをつきあわせて話すことが命を守ることにつながると思うので今後も続けていきたい」と話していました。
からの記事と詳細 ( 「支援必要な人を速く避難させる」住民がマップ作成 榛東村|NHK 群馬県のニュース - nhk.or.jp )
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