新型コロナウイルスについて、視聴者からの疑問や質問に、専門家や関係機関に取材して答えるコーナーです。
大阪府の４０代女性からの質問です。
Ｑ。
小学校の休校で保護者が休業を余儀なくされた場合、どのような支援を受けられるのでしょうか。
Ａ。
小学校や幼稚園、保育所などの臨時休校で仕事を休まざるを得なくなった保護者への支援策としては休みの間の給与を助成金や支援金で支える新たな制度があります。
ただし、保護者が、▼雇用されている人の場合と、▼個人事業主の場合で申請の手続きなどが異なるため注意が必要です。
まず、雇用されている保護者の場合です。
子どもの面倒を見るため年次有給休暇とは、別に有給の休暇を取得した場合、国は勤務先の会社に対して１人あたり日額で最大８３３０円を助成します。
制度を利用するには保護者が会社に申し出て、会社側から申請書を出すことになっています。
続いて、個人事業主、フリーランスで働く保護者の場合です。
業務委託契約を結んでいるなど一定の条件を満たした場合、日額４１００円の支援金を受け取ることができます。
この制度は保護者自身が申請することになっていて、申請書は厚生労働省のホームページから印刷できます。
申請書の提出先はいずれも「学校等休業助成金・支援金受付センター」です。
休業日数などを記した必要書類とともに提出します。
申請期間はいずれもことし６月末までだということです。
厚生労働省は支給要件や手続きなどに関する問い合わせに対応する専用の相談窓口を設けています。
土日・祝日を含めて午前９時から午後９時までです。
相談窓口の電話番号は、０１２０−６０−３９９９です。
【参考】制度については、厚生労働省ＨＰの報道発表資料２０２０年３月１８日付け「休業等対応助成金・支援金の申請受付開始」のページに、制度に関する各種リーフレットが掲載されています。
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