約70年ごとに太陽のそばを通過し、4月に最接近すると見込まれる「ポン・ブルックス彗星(すいせい)」の撮影に、岡山県立高校講師でアマチュア天文家の佐藤司さん(69)=笠岡市=が成功した。エメラルドグリーンに輝きながら尾を伸ばす姿をはっきり捉えている。
せとうち天文同好会観測所(井原市)で10日夜、口径35センチ反射望遠鏡を使い、西北西の空で輝く様子を撮影した。太陽には4月20日ごろ最も近づくとされ、それにつれて明るさも増すことから、年明けから狙っていたという。
佐藤さんは「ここまで明るく見えると思っておらず驚いた。今後の変化も楽しみ」と話した。
双眼鏡があれば観察でき、月明かりの影響の少ない今月11日ごろまでと27日から4月上旬には肉眼でも確認できるという。地球には6月に最接近予定だが、太陽から離れるため暗く見えにくくなる。
同彗星は1812年にフランスのジャン=ルイ・ポンが発見した後、83年に米国のウィリアム・ブルックスによって改めて発見・確認された。
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