インドネシア(バリ島)旅行 出入国条件事前準備チェックリスト
日本入国時の水際措置の終了
2023年5月8日から、新型コロナウイルス感染症に係る水際措置が終了となりました。
これまでの水際措置として、有効なワクチンの3回接種証明書または出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書のいずれかの提出が必要でしたが、不要となりました。現在は、新たな感染症の流入を平時においても監視するための「感染症ゲノムサーベイランス(※詳細は以下)」が開始されています。※主要5空港(成田、羽田、中部、関空、福岡)において、発熱・咳などの有症状者に対し、任意でゲノム解析を実施。ただし、この解析において陽性となったとしても、隔離措置や公共交通機関の使用制限などはなし。
◎今後の水際措置について(外務省)
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2023C022.html
日本出国前に準備しておくこと
日本出国前のPCR検査は不要です。
●Visit Japan Webサービスの情報登録 【任意】
日本帰国手続きに必要な「税関申告」をWeb上で行うことができるサービスです。日本出国前にメールアドレスでアカウントを作成し、同伴する家族などの利用者情報や、入国・帰国のスケジュールを登録しておくと、帰国時の手続きをスムーズに行うことができます。
https://vjw-lp.digital.go.jp/ja/
インドネシア(バリ島)入国に必要なもの
●ビザ
2024年2月現在、30日以内の観光目的の滞在でも入国にはVOA(到着ビザ)が必要です。
現地到着前にオンラインでVOAを申請・取得できるe-VOAも運用されています。
◎e-VOA の申請サイト(英語) https://molina.imigrasi.go.id/
●パスポート
パスポートの残存有効期間が入国時に6カ月以上、連続した査証空欄ページが2ページ以上必要です。万が一に備えて、残り少ない場合はパスポートを更新しておきましょう。
●e-CD(電子税関申告書)の登録
インドネシアの税関申告は、2022年10月頃からオンライン申請に変更になりました。申請後二次元コードが発行されたら登録完了となります。空港ですぐに提示できるよう、スマホに保存、または印刷しておきましょう。
◎インドネシア税関の入力画面
https://ecd.beacukai.go.id/ ※入力は到着予定日の2日前から行えます。
なお、インドネシア国外で購入した携帯端末を持ち込み、その端末をインドネシアにて 90日以上の間、SIM カードを入れて利用する場合には、機種登録(IMEI 登録)が義務づけられています。
◎IMEI 登録手続きの詳細
https://www.id.emb-japan.go.jp/visaj_10_02.html(在インドネシア日本国大使館)
●海外旅行保険加入 【推奨】
海外で病気やケガをした場合、原則的に医療費や追加滞在日の宿泊費は自己負担になります。万が一に備えて、海外旅行保険に入っておくと安心です。クレジットカードによっては海外旅行保険が付帯するものもありますが、渡航の決済を該当のカードでするなどの条件がついていることもあるので注意しましょう。また、帰国後に医療費を請求する場合は必ず現地での病院で診断書や領収書をもらっておきましょう。
●「たびレジ」の登録【推奨】
「たびレジ」とは、外務省からの最新の安全情報を日本語で受信できる海外安全情報無料配信サービスです。出発前から旅先の安全情報が入手できるだけでなく、旅行中も大規模な事件や事故、自然災害など緊急事態が発生した場合、現地の大使館・総領事館からメールで連絡を受け取ることができます。
利用者登録はこちら:https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/index.html
日本帰国時に必要なもの
●パスポート
●税関申告の登録(Visit Japan Webから)【任意】
空港内の税関検査場にある電子申告端末を操作するときに必要です。Visit Japan Webの「日本入国・帰国の手続」画面の「携帯品・別送品申告」をタップして手続きを済ませると、「携帯品・別送品申告書」の情報を含んだ二次元コードが発行されます。二次元コードを未発行の場合は申告書を書いて税関カウンターへ進みましょう。
インドネシア(バリ島) 渡航情報
入国の流れ
・入国審査
インドネシアへの入国はVOA(到着ビザ)が必要です。空港到着後、直接入国カウンターへ進み、パスポートと出国用の航空券(eチケット控え)を提示し、50万ルピアを支払いVOAを取得します(支払いは現金のみ)。ングラ・ライ国際空港など一部の空港では、出入国カードの記入が免除されています。
なお、出入国情報は変更される可能性があるので、必ず出発前に在本邦インドネシア共和国大使館や在インドネシア日本国大使館のWebサイトなどで確認をしましょう。
・手荷物受取所
入国審査が完了したら、飛行機の便名が表示されたターンテーブルで荷物をピックアップします。もし荷物が出てこなかったり、破損があったりした場合は、空港で荷物を預けた際にもらったクレーム・タグを空港職員に提示し、対応をしてもらいましょう。
・税関
荷物を受け取ったら税関カウンターへ向かいましょう。事前に登録したe-CD(電子税関申告書)の二次元コードを税関職員に提示します。審査官の簡単な荷物チェックを受ければOKです。
免税範囲を超える場合は課税ゲートへ進み、パスポートと二次元コードを提示し、関税を支払います。
・インドネシア(バリ島)入国時の制限
<主な免税範囲>
◎たばこ類▶ 紙巻たばこ200本、または葉巻25本、または刻みたばこ100g(18歳以上)
◎アルコール類▶ 1ℓ以内(21歳以上)
◎みやげ▶ 1人US$500
◎通貨▶ Rp.1億相当額以上の持ち込みは要申告
<主な持ち込み禁止、制限品>
◎麻薬
◎向精神薬
◎火器
◎武器
◎爆発物
◎ポルノ関連品
◎動物、魚、植物およびそれらの製品
◎身の回り品に該当しない輸入品(個人使用には不当な数量や産業用途に使用される部品など)
出国の流れ
・セキュリティチェック
建物に入る前に、全員セキュリティチェックがあります。パスポートと航空券(eチケット控え)を提示し、荷物をすべてX線検査に通します。金属探知機を通過するので、ポケットに入れているスマホやカギ、財布などはカバンの中にしまいましょう。
・チェックイン
出発時刻の2時間前までには空港に到着しておきましょう。航空会社によっては利用するターミナルが異なる空港もあるので、間違えないように。空港に着いたら、利用する航空会社のカウンターでパスポートと航空券(eチケット控え)を提示し、搭乗券(ボーディングパス)を受け取ります。そこで荷物も預け、航空券に手荷物引換証(クレーム・タグ)を貼ってもらいます。チェックインを自動チェックイン機で行う場合や、事前にオンライン・チェックインを行う場合は、発行されるバーコード付搭乗券を手もとにもっておけば、空港では荷物を預けるだけでOK。
・手荷物検査
手荷物検査は時間がかかることも多いので、余裕をもって通過しましょう。帽子やジャケットを脱ぎ、金属探知機にひっかかりそうなベルト、時計、アクセサリー類を外しましょう。ポケットの中も空にするよう指示されます。
・出国審査
パスポート、搭乗券を提示して、パスポートに出国スタンプを押してもらいます。出国税は航空券購入時に航空運賃と一緒に支払っているので不要。
・搭乗
搭乗口を搭乗券や案内画面で確認しましょう。搭乗口の待合室を利用したり、時間に余裕があれば免税店で買物もできます。免税店の買物にはパスポートと搭乗券の提示が必要です。余った現地の紙幣やコインを使いきりたければ、多めに購入し、残額をクレジットカードで支払うとよいでしょう。搭乗口には、出発時刻の30分前には着いているようにしましょう。
免税手続きについて
・付加価値税の払い戻し
インドネシアでは購入した商品やサービスに11%の付加価値税(VAT)がかかっています。滞在60日以内の旅行者が、加盟店(Tax Refund for Touristsのロゴが目印)で買物をし、未開封かつ未使用の商品を購入日から1カ月以内に国外へ持ち出す場合、所定の手続きすればVATの還付が受けられます。
1回にRp.5万(税抜)以上、または複数のレシートの合算がRp.50万(税抜)以上の買物をした場合が対象です。
【申請方法】
①お店で
会計時にパスポートを提示し、免税書類の作成を依頼しましょう。「タックス・インボイス、プリーズ」と伝えればOK。
②空港内のタックスリファンドカウンターで
還付手続きが行えるのは帰国便の搭乗日のみ。カウンターの係員に、免税書類と購入した商品(未開封・未使用)、パスポート、航空券または搭乗券を提示します。申請する荷物はスーツケース等には入れず、携帯しておくと手続きがスムーズでしょう。
【払い戻し】
還付額がRp.500万以下の場合は現金(現地通貨)で支払われます。Rp.500万以上は銀行口座へ、手続き後1カ月以内に振り込まれます。口座振込の場合、口座番号、口座の名義、銀行の住所、金融機関名(スウィフトコード)を伝える必要があるので、事前に確認しておきましょう。
その他、詳細はhttps://www.pajak.go.id/id/tax-refund-tourists (英語)をご確認ください。
日本帰国時の注意
海外渡航者には免税範囲が設けられており、「Visit Japan Web」による電子申告が推奨されています。これを利用しない場合は、紙の申告書を提出しましょう。
<主な免税範囲>
◎酒類:3本 1本760㎖のもの。20歳未満の免税はなし。
◎たばこ類:紙巻たばこ200本、または葉巻たばこ50本。加熱式たばこのみの場合、個装等10個(「アイコス」のみ、または「グロー」のみの場合は200本、「プルームテック」は50個まで)。その他の場合は総量が250gを超えないこと。20歳未満の免税はなし。
◎香水:2オンス 1オンスは約28㎖。オーデコロン、オードトワレは含まない。
◎その他:1品目ごとの海外市価の合計額が1万円以下のもの全量(海外市価の合計額20万円までが免税)。
詳細は税関https://www.customs.go.jp/ を参照
<輸入禁止>
◎麻薬、大麻、覚醒剤、鉄砲弾およびけん銃部品、爆発物や火薬、貨幣・紙幣または有価証券の偽造・変造・模造品、わいせつ物、偽ブランド品など。土、土付きの植物、一部の果実も。
<輸入規制>
◎ワシントン条約に該当する物品。対象物を原料とした漢方薬、毛皮・敷物などの加工品も同様。ワニ、ヘビなどの皮革製品、象牙、剥製、ラン、サボテンなどは特に注意。
<動植物>
◎果実、切花、野菜などは検疫が必要になる。乳製品も制限あり。
2024年2月現在、多くの国で家畜の病気が発生しています。また、おみやげや個人消費用の畜産物は検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。
<医薬品・化粧品など>
◎個人が自ら使用するものでも数量制限がある。医薬品(毒薬、劇薬及び処方せん薬以外)は2カ月分以内。外用剤、化粧品は標準サイズで1品目24個以内。
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