2023/08/13 11:02 ウェザーニュース
今後も北西に進んで、15日(火)には暴風域を伴ったまま紀伊半島に上陸する予想です。台風の進路に近い東海、近畿は特に警戒をしてください。その後は日本海を北上し、北陸や北日本でも荒天が予想されます。
15日(火)を中心に交通機関への影響も大きくなる見通しで、気象情報に加え運行状況の確認も欠かせません。
▼台風7号 8月13日(日)9時
中心位置 八丈島の南約380km
大きさ階級 //
強さ階級 強い
移動 北西 ゆっくり
中心気圧 965 hPa
最大風速 40 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 55 m/s
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東海から近畿で大雨
特に三重県南部や奈良県南部は、台風を取り巻く活発な雨雲が通過する上に、南東からの湿った風が紀伊山地にぶつかることで雨量が増加し、局地的には500mmを超える雨量が予想されます。
また、東海地方の広い範囲で300mm以上の大雨となるおそれがありますので、土砂災害や河川の増水、氾濫などに警戒が必要です。
明日の夜以降は暴風にも警戒
沿岸部の強い所では瞬間的に40m/sを超えるような暴風が予想され、市街地でも20~30m/sの風が吹く予想となっています。屋外のものが飛ばされないよう、予め室内に取り込むか、しっかり固定するなどの対策が必要です。飛来物などのおそれがあるため風のピーク時は外出を控えてください。
また、暴風の影響で停電の発生も懸念されますので、事前の準備が欠かせません。
台風の接近前から波は高い
東海以西では晴れて暑さが厳しく、海で楽しみたいような天気になっています。ただ、うねりを伴った高波や離岸流等で水難事故が起きやすくなるため、晴れていても海のレジャーは出来るだけ控え、海水浴場など遊泳禁止の措置がとられている場合は、指示に従うようにしてください。
これらのメンバーを比較すると、誤差の範囲が次第に小さくなってきたことがわかります。ほとんどのメンバーが東海〜四国東部の周辺に接近・上陸することを示唆しています。ただ、まだ予測には幅がある状況ですので、様々な可能性を排除せずに対策を考えておく必要があります。
進路次第で各地への影響は大きく変わってきますが、どの進路を通ったとしても国内のどこかでお盆休みの期間中に影響が大きくなることはほぼ確実といえます。次第に予想も確度が高まってくる見通しですので、今後の情報に注意してください。
台風の暴風域に入る確率
120時間以内に台風の暴風域に入る確率が25%以上である府県予報区
富山県 27 %
石川県 45 %
福井県 58 %
岐阜県 59 %
愛知県 45 %
三重県 87 %
滋賀県 68 %
京都府 60 %
大阪府 60 %
兵庫県 49 %
奈良県 77 %
和歌山県 79 %
台風の名前
台風7号の名前「ラン(Lan)」はアメリカが提案した名称で、「嵐」を意味するマーシャル語(北西太平洋のマーシャル諸島のことば)からとられています。
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動画:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)
参考資料など
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防災情報
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台風豆知識
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