前線や湿った空気の影響で道内では大気の状態が不安定になり、２３日夕方にかけて、日本海側と太平洋側西部で雷を伴った激しい雨が降る見込みで、土砂災害や低い土地の浸水などに十分注意が必要です。
札幌管区気象台によりますと、北海道付近を通過する前線を伴った低気圧に湿った空気が流れ込む影響で大気の状態が不安定になり、２３日夕方にかけて日本海側と太平洋側西部で雷を伴った激しい雨が降る見込みです。
１時間に降る雨の量は、２３日はいずれも多いところで、▽日本海側で４０ミリ、▽太平洋側と▽オホーツク海側で３０ミリと予想されています。
また、２４日午前６時までの２４時間に降る雨の量は、いずれも多いところで▽日本海側で１００ミリ、▽太平洋側で８０ミリ、▽オホーツク海側で６０ミリと予想されています。
風も強まる見込みで、２３日に予想される最大瞬間風速は日本海側北部の陸上と海上で３０メートルとなっています。
気象台は、▽日本海側と太平洋側西部では２３日夕方にかけて大雨による土砂災害や低い土地の浸水、それに河川の増水に、▽日本海側北部では２３日昼前から昼すぎにかけて強風に、それぞれ十分注意するよう呼びかけています。
このほか日本海側と太平洋側西部では２３日夕方にかけて竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうのおそれもあり、農作物の管理や屋外での活動などに注意が必要です。
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