任天堂は3月18日、『マリオカート8 デラックス』の有料追加コンテンツ「コース追加パス」の第1弾の配信を開始した。新たなコンテンツ追加にあわせて、ちょっとしたバランス調整が実施されているようだ。
今回追加されたコースは8種類。パワフルカップでは、Tour パリプロムナード・3DSキノピオサーキット・N64 チョコマウンテン・Wii ココナッツモールが登場。まねきネコカップでは、Tour トーキョースクランブル・DS キノコリッジウェイ・GBA スカイガーデン・Tour ニンテンドージョーが追加された。過去作の人気コースが装い新たに実装されたわけだ。
コース追加は第6弾まで計画されており、2023年末までにかけて配信される。2500円のコース追加パスを購入するか、「Nintendo Switch Online + 追加パック」に加入していれば、それらをまるっと楽しめるわけである。なお、ローカル/オンライン対戦ともに、一緒に遊ぶメンバーがそれらのコンテンツを所持していれば、自分が購入/加入していなくとも新コースにアクセスできる仕様になっている。なおインターネット対戦で新コースが選出されるのは3月22日以降になるとのこと。
そして、今回公開されたパッチノートによると、追加コンテンツ配信にあわせて、バランス調整やバグ修正も実施されているようだ。バグ修正としては、インターネット対戦で、12人でマッチングした時に通信エラーが発生することがある問題を修正したとのこと。バランス調整面では、「アイテムボックスが誰かに取られてから次に復活するまでの時間を短くしました」と記されている。
アイテムボックスは、コースの中に設置されているボックス。接触することでアイテムを取得できる。他プレイヤーが取得すると、しばらくそのアイテムボックスが消え、時間経過により復活する性質がある。アイテムボックスは非常に重要なため、消滅・復活をめぐる駆け引きも存在するわけだ。その復活時間を短縮したという。
実際にどの程度短縮されたのか。RTA走者のtheta_k氏は、バージョン1.7.2とVer2.0.0にて復活にかかる時間を検証。これまでは約1秒で復活していたが、アップデートにより約0.85秒ほどで復活するようになったと報告。弊誌でも検証したところ、計測方法の違いによる若干の誤差があったが、同様の結果が確認できた。たった0.15秒であるが、この時間はハイスピードな戦いが繰り広げられる『マリオカート8 デラックス』にとっては非常に重要。よりアイテムが取得しやすくなり、コースにさらなる混沌がもたらされることだろう。
2023年末までコンテンツが配信されるにあたって、バランス面でも多少の調整がなされていく可能性はありそうだ。『マリオカート8 デラックス』はNintendo Switch向けに発売中。2500円の「コース追加パス」を購入するか「Nintendo Switch Online + 追加パック」に加入することで、新コースを楽しめる。
からの記事と詳細 ( 『マリオカート8 デラックス』、DLC配信とともにバランス調整実施。アイテムボックスの復活時間短縮 - AUTOMATON )
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