阪神淡路大震災から26年 いま必要なふだんの備え
「ひょうご安全の日のつどい」に参加(画像は2018年)
26年前の今日、1995年1月17日は阪神淡路大震災が発生した日です。時間は明け方5時46分でした。マグニチュードは7.3、犠牲になった方は6,434人で、第2次世界大戦以降の災害では、東日本大震災の次に被害者が多い自然災害です。 阪神淡路大震災は、日本で初めて震度7が適用された地震でもありました。(※マグニチュードと震度の違いは、マグニチュードは地震の規模を表し、震度は揺れの大きさを言います。)
1月17日の今日は、今必要な地震への備えを見ていきたいと思います。
まずは家具の固定を
突然起きる地震から命を守るには事前の備えが必要です。地震が起きた時に地盤が柔らかい場所では周りよりも大きく揺れます。まず、わが家が特に注意が必要な場所なのか、地盤の揺れやすさマップが都道府県から公開されていますので事前に調べておくようにしましょう。
直下型地震では揺れ始めるとすぐに激しい揺れになり、地震が起きたときにできることはほとんどありません。1995年1月の阪神淡路大震災では、けがの原因の約7割が家具類の転倒・落下(46%)とガラスの飛散(29%)によるものだったといわれています。
建物や家具の下敷きにならないように、古い耐震基準の家は耐震補強をしたり、家具を倒れないようにしたりする、ガラスに飛散防止フィルムを貼るなど対策をしましょう。
地震から命を守るために日頃からの自宅の備え
家具は倒れるだけでなく、落下や移動してくると考えて事前の対策を実施することが地震によるけがを防止するためにとても重要です。
また、家具を固定していなかったり、置き場を工夫していなかったりした場合、地震発生時に逃げ道を失うという危険性もあります。もしものときのために、特に本棚や食器棚など背の高い大きな家具から家具の転倒防止やガラスの飛散防止対策を始めましょう。
コロナ禍での備え・避難のポイント
今年は新型コロナウイルス対策への準備もしておきましょう。被災時に公的機関による支援が届くまでの目安となる最低3日~1週間分のマスク、アルコール消毒液、そして体調管理のための体温計は備蓄品にセットしておきましょう。備蓄には使った分だけ買い足していく「ローリングストック」をぜひ活用してください。
そして、いざ災害のおそれがあり避難所に行くとき、避難所では、「密閉・密集・密接」の3つの密を避けることが大切です。災害の状況や家族の状況によっては、避難所以外に、自宅での在宅避難や、親戚や知人の家、ホテル、車中泊など、分散して避難することも選択肢の一つです。
また、「ハザードマップ」を活用し、自分が住んでいる場所が災害による危険のある場所かどうかを、事前に確認しておくことも大切です。
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