(岩波科学ライブラリー・1650円)
私たち、地球を知る大切な一歩
探査機「はやぶさ」が、時に音信不通になるなどハラハラさせながらも小惑星イトカワへの往復の旅を全うした時の興奮を記憶している方は多いだろう。二〇一〇年に、一ミリグラム弱とはいえ、世界で初めて小惑星からの粒子を地球に届け、自身は大気圏で燃え尽きたのもドラマだった。
この体験を生かして、明確な科学的目標を持って立ち上がったのが「はやぶさ2」計画だ。太陽系がどのように始まり、多様な惑星を誕生させ、海や生命の材料である水や有機物を地球にもたらしたのかという問いは誰の好奇心をもくすぐる。
からの記事と詳細 ( 今週の本棚:中村桂子・評 『「はやぶさ2」は何を持ち帰ったのか リュウグウの石の声を聴く』=橘省吾・著 - 毎日新聞 )
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科学&テクノロジー
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