村山知博 玉木祥子
内閣府の宇宙政策委員会は5日、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の火星衛星探査機の打ち上げについて、2024年から2年ほど延期する案を了承した。3月に次世代の大型ロケットH3の初号機が打ち上げに失敗し、2号機以降の打ち上げ予定の見直しを受けた変更という。
火星の探査計画は「MMX」。宇宙基本計画の工程表では24年9月にH3ロケットで探査機を打ち上げる予定だった。
翌25年夏に火星周回軌道に入り、3年かけて火星の衛星フォボスを調査。少なくとも1回は着陸して石や砂を採取し、29年9月に地球に持ち帰ることになっていた。成功すれば世界初だ。
しかし、H3初号機の打ち上げ失敗を受け、2号機以降の衛星などの打ち上げ順が全体的に見直された。ほかの衛星の打ち上げはおおむね1年ほど延期されるが、MMX計画の火星探査機は地球と火星の位置関係を考慮し、2年の延期となったという。
火星探査機の打ち上げのタイ…
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