大型で非常に強い台風６号は沖縄県の宮古島の北の海上でほぼ停滞していて、県内では強い風が吹いています。
台風はこのあと東へ進み、沖縄本島地方では４日、再び暴風になる見込みで、引き続き警戒が必要です。
気象台によりますと、大型で非常に強い台風６号は、午後９時には宮古島の北北西２３０キロの海上でほぼ停滞しているとみられます。
中心の気圧は９４０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は４５メートル、最大瞬間風速は６０メートルで、中心の東側２２０キロ以内と西側１６５キロ以内では風速２５メートル以上の暴風が吹いています。
宮古島市平良で午後９時前に２６.１メートルの、久米島空港で午後８時半すぎに２５.２メートルの最大瞬間風速を観測しました。
４日、予想される最大風速は沖縄本島地方で２５メートル、先島諸島で２３メートル、最大瞬間風速は沖縄本島地方と先島諸島でいずれも３５メートルとなっています。
沖縄地方の海上は依然としてうねりを伴って波が高く、４日は沖縄本島地方で１０メートルと猛烈なしけ、先島諸島で８メートルと大しけの見込みです。
また、沖縄では台風の影響と大潮の時期が重なるため６日ごろにかけて潮位が高くなるところがある見込みで、沖縄本島地方では４日にかけて警報級の高潮になる見込みです。
さらに、台風は３日は東シナ海を西寄りに進み、４日から６日の日曜日ごろにかけて強い勢力で進路を東へ変えて進む見込みで、沖縄地方では４日以降も大荒れや荒れた天気となります。
沖縄本島地方では４日、再び暴風になる見込みで、台風の影響が長引くおそれがあります。
気象台は高波や高潮に厳重に警戒するとともに暴風にも警戒するよう呼びかけています。
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