大型で非常に強い台風６号 奄美地方に最接近 うねり伴った高波に厳重警戒（２日午前０時時点）[08/02 00:51]
大型で非常に強い台風６号は奄美地方に最接近していて、奄美地方は南部の一部が暴風域に、全域が強風域に入っています。２日夜の始めごろにかけてうねりを伴った高波に厳重な警戒が必要です。
大型で非常に強い台風６号は、２日午前０時には沖縄県那覇市の南およそ１００キロの海上にあって、１時間に１５キロの速さで西北西に進んでいて、奄美地方に最接近しています。中心気圧は９３０ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は５０メートル、最大瞬間風速は７０メートルです。
奄美地方は南部の一部が暴風域に、全域が風速１５メートル以上の強風域に入っていて、現在、暴風波浪警報が徳之島町、天城町、伊仙町、和泊町、知名町、与論町に、波浪警報が奄美地方のそのほかの地域と種子島・屋久島地方全域に出されています。
最大瞬間風速は与論島で２９．３メートル、天城町、和泊町で２４．７メートルが観測されています。予想される最大瞬間風速は、３日にかけて、奄美地方で３５メートル、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方で２５メートルです。
奄美地方の沿岸海域では３日にかけて、うねりを伴った猛烈なしけとなるおそれがあります。３日にかけて予想される最大の波の高さは、奄美地方で１１メートル、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方で６メートルです。
また、台風の影響で大気の状態が非常に不安定となり、３日にかけて局地的に雷を伴った激しい雨が降る見込みです。３日午前０時までに予想される２４時間雨量は多いところで、奄美地方で１２０ミリ、薩摩、大隅、種子島・屋久島地方で８０ミリです。
奄美地方では３日にかけて、台風の影響と大潮の時期が重なるため、潮位が高くなって海岸や河口付近の低い土地で浸水や冠水のおそれがあります。奄美地方は２日午前６時４０分ごろ満潮を迎えます。
気象台はうねりを伴った高波に厳重に警戒するとともに、暴風に警戒するよう呼びかけています。
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