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Thursday, March 2, 2023

『バイオハザード RE:4』最新プレイ映像+インタビュー。クラウザーの右腕には『ダークサイド・クロニクルズ』を連想させる傷が…… - ファミ通.com

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 2023年3月24日にプレイステーション4、プレイステーション5、Xbox Series X、PCで発売が予定されている、カプコンの『バイオハザード RE:4』。2005年に発売された名作サバイバルホラー『バイオハザード4』を、グラフィックはもちろんシナリオやゲームシステム部分も含めて“再構築”を行ったフルリメイク作品だ。

 今回、2023年2月24日に公開された最新PV、および最新プレイ動画の視聴によって浮かんできた疑問点や気になる点を開発者に直撃。迫る発売日に向け、さまざまなコメントをいただいた。

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バラエティーに富むプレイシチュエーションで視聴者を魅了する最新プレビュー動画

 ステージの探索からクリーチャーとの戦闘、本作ならではの新要素など、最新プレビュー動画ではさまざまなプレイシチュエーションが確認できた。その内容と気づいたことを順を追って述べていこう。

『バイオハザード RE:4』最新プレイ動画解説

ガナードとの戦闘をかいくぐりつつ、湖の近くで探索を行う

 すでに日が暮れ、周囲を視認し辛くなった夜間に、湖周辺を探索するレオン。進む途中ではガナードに襲われ、ピンチに陥るシーンも。原作のように湖上をボートで移動するところもあり、探索し甲斐がありそうだ。

 スイッチなどの仕掛けのほか、武器商人と相対する場面も確認できた。武器の改造項目は多岐にわたり、プレイヤーが自由に行える(お金は必要になる)。当然新規に購入できる武器もあるので、既存武器を改造するか、新規に買い替えるかで間違いなく悩むことになるだろう。

『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
脚を撃つことで敵の体勢を崩せる。すかさず接近すれば“メレー”による追撃が可能だ。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
寄生体が露出したガナード。触手による攻撃は、ナイフによるパリィで防げるようだ。
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道中には“青の依頼書”なるものも。達成すると、物々交換用アイテム“スピネル”が入手できる。
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湖上をボートで移動。プレイヤーの自由なペースで探索できそう。
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敵が持った爆薬を撃てば、爆発してダメージに!
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スイッチ状の仕掛けもある。解くことで道が開けるのか、それとも……。
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武器商人からは武器や回復アイテムなどを購入できる。
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武器改造は、装填速度や装弾数など、項目ごとに行える。
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ショートカット登録があり、武器を登録しておけば素早く持ち替えることができる。
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トレジャーと呼ばれるアイテムは、高額で売却できる。中には組み合わせることでより価値が高まるものもある。
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おなじみのタイプライターでは、セーブが可能なほか、武器などのアイテムを預けることもできるようだ。
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アタッシェケースの色、チャームの着脱などのカスタマイズ要素。それぞれ異なる効果を持つため、プレイヤーの個性が色濃く出る。

パートナーであるアシュリーをエスコートしつつ古城を攻める

 場面は変わり、アシュリーとともに、不気味な雰囲気に満ち満ちた古城を進むレオンの姿が。城内は敵が密集しており、レオンはもちろん、アシュリーを狙って襲ってくることもある。アシュリーが敵に捕まると“囚われ”状態となり、レオンと距離が離れ過ぎると即座にゲームオーバーになってしまうため、素早く救出しなければならない。

 古城を預かるのは、城主であるラモン・サラザール。彼はアシュリーを捕らえんと邪教徒たちをけしかけてくる。敵の数は非常に多くそのほとんどが武装しているため、大雑把な立ち回りだと返り討ちに遭う。

 場面は城の地下へ。原作にも登場した強力なクリーチャー、ガラドールを確認。動きが素早く攻撃力も高い強敵だが、視力を封じられている点を利用できれば……。

『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
アシュリーは、レオンの近くにいる“TIGHT”、レオンと距離を取る“LOOSE”といったふたつのフォーメーションを切り替えられる。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
敵の矢や投てき武器なども、ナイフのパリィで防ぐことができる。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
アシュリーが“囚われ”状態に! 距離が離れ過ぎないうちに救い出せ。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
城主であるラモン・サラザール。小柄だが、常人にはない圧と恐ろしさを感じる。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
鎌などの武器や、大盾で武装した邪教徒が襲い来る。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
アシュリーに扉の鍵を開錠してもらうシチュエーションもある。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
城の地下で遭遇するガラドール。巨大なカギヅメを使って強力な攻撃を行う。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
ガラドールは視力を封じられているため、物音を立てずに移動できれば有利に立てる。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
タイミングよくボタンを押せれば、ガラドールの攻撃をしゃがんで回避できるようだ。

あのジャック・クラウザーとの戦闘シーンが……!?

 動画のラストは、過去に因縁のある相手、ジャック・クラウザーとの戦闘シーン。原作ではQTE(クイック・タイム・イベント)で表現されていたイベントだが、本作では実際にクラウザーと戦うことになる。

『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
互いにナイフと体術を使った、格闘による戦い。思わず手に汗を握ってしまう。
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
クラウザーのナイフ攻撃は、パリィで防げるようだ。
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組み合うふたり。表示ボタンを適切に押せば、有利に振りほどける。

その全貌を見せ始める、サバイバルホラーゲームの金字塔

 最新PV、最新プレビュー動画を視聴したことで発生した疑問点、興味深く感じた点を、本作のプロデューサーの平林良章氏、そしてディレクターの安保康弘氏にぶつけてみた。

平林良章氏(ひらばやし よしあき)

『バイオハザード RE:4』プロデューサー。代表作は『バイオハザード6』、『バイオハザード RE:2』など。

安保康弘氏(あんぽ やすひろ)

『バイオハザード RE:4』ディレクター。代表作は『バイオハザード リベレーションズ2』、『バイオハザード RE:2』など。

さらに高みを目指した恐怖表現と演出

――『バイオハザード RE:4』の発売日がいよいよ迫ってきました。まずは現在のお気持ちをお聞かせください。

安保開発側としては、ようやく一段落したところですね。昨年10月の発表や24日のPV公開などを経て、少しずつユーザーさんの反応が見えてきている状況です。なんというか、いますぐにでもプレイしていただきたい気持ちでいっぱいですね(笑)。

平林いますぐにですか?(笑)

安保それはもう、いち早く。現状ですと、ユーザーさんの想像や考察などは見ていて楽しい反面、ちょっと歯がゆく感じる部分や怖い部分もあって。「とにかく早く遊んでくれ!」みたいな感じですね(笑)。我々としてはやれることはやりましたので、できる限り早く楽しんで欲しいなと。

平林今回のプロジェクトに参加して、それはもういろいろとあって、やっとここまで来たなと。待ってくれているユーザーさんがいて、そして開発チーム全員がその気持ちに応えようと頑張ってくれたおかげです。

 発売まではもう少しありますが、体験版の配信も計画しているので、ぜひ期待していてください。

――“死を逸(かわ)し、倒す快感”をキーワードとしている本作ですが、改めて制作コンセプトや見どころなどをお聞かせください。

安保バイオハザード』シリーズといえば、“恐怖を乗り越えるカタルシス”というものが基本コンセプトとしてあります。その中でも『バイオハザード4』はアクション部分が群を抜いて特徴的なので、アクションで恐怖を乗り越えて達成感を味わう……という点に力を入れていますね。

 ホラーゲームではあるのですが、戦って敵を倒すことによる爽快感も強い作品でしたので、今回の『バイオハザード RE:4』でも、そこをいかにパワーアップさせるかを念頭に置きつつ、原作よりホラーの雰囲気も高めて、両方をもう一段上の高みに持っていきたいという考えで制作を進めました。

――なるほど。原作はいま見ても古臭さを感じないレベルのグラフィックですが、それだけに再構築する際は苦労されたのでは?

安保おっしゃる通り、原作のグラフィックレベルは非常に高いですよね。しかし、現世代と比較すると、やはり情報量や密度の面で薄く感じてしまうところがあって。再構築にあたっては、解像度の高さに加えて、より情報量と密度の高い絵でゲーム世界の雰囲気をしっかりと感じてもらえるように、という部分を意識して作りました。

――すでに公開されている最新PVでは、寄生体が露出しているガナードも見られましたが、あれがあまりにも生々しくて、背筋がゾゾッとなってしまいました。

安保それは嬉しい言葉ですね。本作では根源がウイルスではなく寄生体であるという点が特徴なので、そこの気持ち悪さはグラフィック担当が力を入れて表現している部分です。

――怖さを強調する動きなどもかなり研究されたのでしょうか。

安保それはもちろん。いわゆる生物的な緩急のある動きを意識して取り入れています。

――まだ発表映像では露出していないのですが、シリーズで1、2を争う怖さのリヘナラドールがどうなっているのか気になります……!

平林出るのかどうか、といったところから予想して楽しみにしていてもらえればと。

――何か仕掛けがありそうですね。配信が決定した、本作の体験版も楽しみになります。

平林配信体験版に関しては、詳細をお話できないのが現状です。しっかりと楽しめるものにはなっていますので、いまは配信日をお待ちいただければ……!

本作だからこそ味わえる、再構成された登場人物たちのキャラクター性

――最新PV、そして事前にいただいた最新映像から気になった部分について聞かせていただきます。今回、ジャック・クラウザー、オズムンド・サドラーというふたりのキャラクターが公開されましたね。

平林クラウザーは、アルバート・ウェスカーなどと並んで、シリーズを通して人気のあるキャラクターのひとりですね。原作での登場後、派生タイトルでもレオンとの繋がりなどの情報を提示されていますが、それらの情報をそのまま組み込んでいるわけではありません。

 そういった情報がある中で、改めて出自などを再構成するという形を取っています。原作のクラウザーと、その後の派生タイトルに出たクラウザーそれぞれに似ている部分がありつつ、『バイオハザード RE:4』ならではのキャラクター構成を行っている感じですね。

 その辺の情報を踏まえると、ビジュアルにどう落とし込むかで非常に悩みました。例えば特徴的な赤色のベレー帽なども、僕と安保とアートディレクターとで顔を突き合わせて「変えたほうがいいのか、そのままか、どうしよう?」と、うんうん唸っていた経緯があって(苦笑)。

 また、彼の右腕に傷めいたものがあるのですが、これも原作にはなく、その後の派生タイトル時の歴史を想起させる要素として取り入れています。

『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く

――その派生タイトル……『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』をプレイしていたコアなファンはニヤリとできる要素があると。

平林「あ、この要素を足したんだ」とニヤニヤしていただけるかなと思います。

――もうひとりのサドラーは、発売前にここまで見せてしまうのか……という気持ちで眺めていました。

安保教団のトップであるという存在感を、より強めたデザインにしています。原作でもそうでしたが、大物でもったい付けた感のあるキャラクター性がより際立っていると思いますよ。

――キャラクターといえば、主要なキャラクターの日本語キャストも公開されました。やっぱり注目が集まるのは武器商人の千葉繁さんでしょうね。

平林それは僕がどうしてもと推したキャスティングですね(笑)。

――キャストとして、大物かつ意外な配役だなと思いました。

平林原作でも武器商人は個性的なキャラクターとして人気があったので、どの方にお願いするにしても、印象に残るキャストであってほしいという考えがまずありました。それを踏まえ、安保とも協議を重ねる中で、僕としては演技の幅であったり、引き出しの多さの面で千葉さんが非常に魅力的に感じたんです。

 声色など、いろいろと好みはあると思うのですが、ユーザーさんが想像するミステリアスな武器商人を、千葉さんならうまく表現してくれるのではないかと考えました。

安保ゲーム中でも、武器商人は何度も会うことになるキャラクターです。千葉さんは引き出しが極めて多く、挨拶ひとつとってもいろいろな演技をしてくださるんですよ。ですから、何回会ってもさまざまな側面を見られる点がよかった。なんというか、“深い”武器商人になったなと思いましたね。

――プレイ動画でも一部聴けますが、実際のプレイでも早く千葉さんの声を聴きたいです!

安保そんな演技をするんだと驚かされたところもあったりします(笑)。キャラクターを壊さない、ギリギリのラインでの演技が素晴らしかったです。

――サドラー役の大塚芳忠さんも注目ですね。悪役らしいキャスティングというか。

安保僕も芳忠さんの大ファンなので、あの声を聴きたい! と大プッシュしました。

平林スタッフ間でも、もう最初から「これで!」という感じでしたね。

――ルイス・セラには津田健次郎さんがキャスティングされていますね。

平林ルイスは少しおちょくったような言動をする反面、シリアスな側面も見せるなど、いろいろな顔を持つキャラクターです。シリアスな演技もしっかりしつつ、崩すべきところもそつなくこなせる、その演技幅の広さが津田さんの配役の決め手でした。

――PVでは、ほかにもトロッコのシーンや巨人・エルヒガンテが登場するなど、かなり多くの見どころがあります。

『バイオハザードRE:4』インタビュー。最新PV、そして最新映像視聴から生まれたさまざまな疑問を開発者に聞く
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平林ちょっと見せ過ぎではと感じられる方もいるかもしれませんが、これだけ出してもまだまだお見せしていない部分が多いタイトルですので、そこはご安心ください。当然製品版では驚きがギッシリ詰まっていますので、ぜひ期待していてほしいですね。

――『バイオハザード4』といえば、利便性などの面でナイフが強く印象に残っているユーザーも多いと思います。最新映像では、敵の攻撃を頻繁にパリィで防いでいるシーンが見られましたが、どの程度攻撃を防ぐと壊れてしまうだろうとか、その辺も気になりました。

安保原作にもあったナイフは、開発側としてもこだわりがありますね。今回はパリィが可能になったことで利便性が上がっている反面、何回か使用することで壊れてしまうという制限を設けさせていただいています。

 壊れたナイフは武器商人のところで修理できますし、使い捨てのナイフを入手できる機会もありますので、ゲームを通してナイフを使ったという実感が得られるバランスになっています。安心してナイフプレイをお楽しみください。

平林無理に温存せずとも、使うべきところでしっかり使えるバランスですね。

安保ここぞという場面で壊れてしまうかも……という怖さがありますので、そこも楽しんでいただきたいですね。

――貴重なお話の数々、ありがとうございました。最後にファンへメッセージをお願いします。

平林ユーザーさんの原作への思い入れを鑑みつつ、開発チーム一同、襟を正しながら制作に臨んでおります。必ず期待に沿うものになっていると思いますので、期待していていただければと。

安保原作の人気の高さは、スタッフともどもプレッシャーに感じつつも、しっかりと原作の要素を吟味しながら制作に臨みました。ファンの皆様に喜んでもらえるものになったという実感がありますので、心ゆくまでお楽しみください。

追加の一問一答

 インタビューの時間だけでは聞ききれなかった追加の質問にもメールで回答をいただいた。

画面右下にはふたつの武器(ナイフとショットガンなど)が表示されていて、臨機応変に武器を切り替えているように見えます。具体的にはどんな操作になるのですか?

Ans. 方向ボタンに武器のショートカットを割り振ることで素早く武器が切り替えられます。また、ナイフは別ボタンに設定されているので直接アクセスできます。

動画内でレオンがハシゴを登るシーンですが、従来作(イーサンなど)よりもテキパキと素早く登っているような気がします。これは急いで登る操作方法があるのか、それともレオンの身体能力的な表現なのですか?

Ans. 急いで登るという操作法があるというわけではなく、本作でのゲームテンポを考慮した速度の調整で表現されています。

怯んだ敵への近接攻撃は『RE:』でも健在ですが、調整にあたって「これが強すぎると恐怖が薄れてしまう」といった悩みなどはありましたか?

Ans. ホラーの恐怖感とアクションの爽快さのバランスは“原作同様”を目指しています。原作よりもプレイヤーの操作性が上がったところはありますが敵やレベルデザインなど他要素をお互いにバランスを取ることで原作と近い緊張と緩和のリズムとなるよう調整しています。

原作にはなかった武器なども存在するのでしょうか? もしあるのであれば、どのような武器かも知りたいです。

Ans. ステルスアクションの追加に合わせて、ボルトスロアーという静粛性の高い武器が登場します。ボルトには爆薬もセットでき、原作のマインスロアーに相当します。

アタッシェケースの色、チャームなどのカスタマイズ要素の入手経路を教えてください。

Ans. アタッシェケースのカラーについては、青紙のミッションをクリアした時に手に入るスピネルによって交換できるものがあります。チャームについては、現時点では入手方法など詳細はお話しできません。また、ゲーム内での入手のほかに “アタッシェケース「ゴールド」”、“アタッシェケース「クラシック」”、“チャーム「ハンドガンの弾」”、“チャーム「ハーブ(緑)」”は通常版やデラックス版の限定特典DLCとして入手が可能です。

血痕やうめき声、視覚、聴覚などから恐怖を煽る演出が多々ありますが、原作からあえてカットした部分、大きく変更した部分などがあればお聞かせください。

Ans. サウンド効果はビジュアル同様、ゲームマシンの進化がわかりやすい部分です。サウンドにおいても3Dオーディオの技術などを使いより臨場感のある体験を目指しています。

日本語音声に対応するにあたって、ガナードのスペイン語は日本語にするかどうか悩まれましたか? 同様に、千葉繁さん演じる商人が日本語でも「ウェルカ~ム」と言っていますが、「ようこそ」などの日本語にせず原作と同じ英語でWelcomeと喋らせるにいたった経緯もお聞きしたいです。

Ans. ガナードの言葉は、開発の早い段階からスペイン語のままでという話でまとまっていました。特に悩むという事はありませんでした。また、原作での武器商人の英語台詞は一部非常に印象的だったので、日本語ボイスでも活かすカタチにさせていただいています。

動画内でアイテム合成を行っているアイテムは換金アイテムなのでしょうか? 今回もオブジェを壊したり、壁や天井などを撃って換金用アイテムを手に入れられるのですか?

Ans. トレジャーは換金アイテムです。“撃つ”に限らず、探索することで入手が可能です。

アシュリーをエスコートするシーンはなかなか難しそうですが、フレンドリーファイアーはあるのですか?

Ans. アシュリーに銃を向けると、しゃがむなどの避ける動きを取ってくれます。ただ、アシュリー自身が無敵というわけではなく場合によって弾が当たる場合もあります。
 神経質に気にするほどではないですが、ある程度彼女に弾が当たらないように気を付けながらともに進んでもらえればと思います。

ガラドール戦では攻撃をレオンが咄嗟にしゃがんで避けているようにも見えました。これは特別な操作を行っているのですか?

Ans. 通常動作の“しゃがみ”によって 敵の攻撃を避けることができる場合や特別な状況で ボタンが表示され“しゃがんでよける”ことができる場合があります。
“しゃがみ”自体は敵の攻撃をとっさに避けるためだけにあるのでなく、“しゃがみ”ながら移動することによって通常の歩く場合よりも 敵に見つかりにくい移動が可能となります。

クラウザー戦のシーンではオペレーション・ハヴィエのことを話していますね。『バイオハザード/ダークサイド・クロニクルズ』を未プレイの人でも彼とレオンの人間関係がわかるようになっているのでしょうか?

Ans. 本作は『バイオハザード RE:2』世界線での続編になっています。『RE:2』から『RE:4』のあいだにレオンに何があったのかをはじめ、登場キャラクターたちについては、本作の中のキャラクターどうしのやり取り(戦闘中での会話を含む)や、ファイルから垣間見ることができます。

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