
もし子どもと一緒に被災したら…
松山市内で、子育て世代に「災害時に不安なこと」を聞いた。 男の子2人の母親: いざ逃げないと行けない時に、2人連れてるとちょっと大変だなとか 赤ちゃん連れの夫婦: よく泣くので、みんなと一緒の体育館とかだったら、ちょっと迷惑かかったりとか。そういうのが不安ですかね 2020年11月、松山市が3歳未満の子どもがいる家庭を中心に「大災害が起こったら、自分や子どもを守れると思いますか?」というアンケートを行ったところ、「不安」「少し不安」と答えた人は97.7%と、ほぼ全員だった。 災害が起きた時に子どもをどう守るか、多くの親が不安を抱えている。さらに、育児に忙しい子育て世代だからこその悩みもある。 赤ちゃん連れの夫婦: いざという時に、リュックサックとかに(必要なものを)詰めておいた方がいいなと思ってます。思ってるだけで、なかなか用意はできてないですね。今の家の用事だけで精いっぱい 子育て世代が感じる災害時の不安や悩みに応えようと、松山市が作ったのが「まつやま子育て防災ブック」だ。 防災士・小國恵子さん: (子育て世代は)普段、防災についてしっかり考える、じっくり考える、それに取り組む時間は、なかなか持てないと思うんです。そのために、普段の生活の中で簡単にできること、そういう取り組みを私たちで簡単にご紹介できたらと考えました この子育て防災ブックの作成には、松山市の防災士・小國恵子さんと西原尚子さんをはじめ、松山市内の女性防災士や女性消防団員が意見を出し合い、子育て世代だからこそ準備しておきたい物や「忙しくても備えられる」防災の工夫が多く盛り込まれている。
「いつものママバッグ」を「いつかの防災バッグ」に
防災士・小國恵子さん: ママたちは普段、バッグの中に紙おむつであるとか、おしりふき、それからお着替え、ミルクなど、多分そういうものをいつも持って歩いてるはずなんです。その中にプラスアルファすることで、お出掛けの時の災害にも対応できる防災バッグに変身します プラスアルファしたい物の1つが、ホイッスルだ。100円ショップなどでも売られている。 防災士・西原尚子さん: 皆さん、スマートフォンをお持ちだと思うんですけれど、このくらいのホイッスルを(スマホに)付けておくと邪魔になりませんし、何か災害が起こった時には、これを吹くことで遠くまで音が聞こえます ホイッスルの高い音は、災害時に周りの騒音に紛れにくい上、大声で助けを呼ぶよりも体力を温存できる。 防災士・西原尚子さん: 持っておきたいのが、モバイルバッテリーですね。(災害時は)まず情報を得ることが大事ですから、スマートフォンが使えるように 情報収集や家族との連絡手段など、スマートフォンは災害時にもなくてはならないものとなっている。あわせてモバイルバッテリーもセットで持ち歩くと、いざという時に安心だ。 また、携帯トイレや液体ミルクも1つママバッグに入れておくと、災害当日をまずは乗り切るという点で安心できる。
からの記事と詳細 ( おむつはサイズ違いも準備…子育て世代に必要な備蓄とは 「ママバッグにプラスして防災バッグに」女性防災士に聞く避難生活の注意点(FNNプライムオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/2VXiFU9
No comments:
Post a Comment