大坂なおみ(日清食品)が記者会見の拒否をきっかけに、全仏オープンを棄権することになった。
プロテニス選手の生活は過酷だ。トップ選手に上り詰めても、周囲を取り巻く環境は緊張感を強いられる。
4大大会の試合後の記者会見ともなれば、世界中のメディアから多岐にわたる質問が飛ぶ。「東京五輪の大会組織委員会長の発言についてどう思うか」「試合前は何を食べたのか」「ライバルと思う選手は」
英語に続き、日本語による矢継ぎ早の質問で、会見は30分近くに及ぶこともある。
大坂がツイッターで訴えたように、自信や向上心をしぼませるような質問ばかりではないが、瞬時に機転の利いたコメントを求められる。自ら「シャイ」と語る大坂にとって負担に感じることもあっただろう。
多くのスター選手のように幼少期から世界各地の大会で成績を残し、インタビューに慣れてプロになったわけではない。時に「ユーモア」と称される大坂の受け答えだが、それは照れながらもなんとか自らを奮い立たせて答えている、ように映ってきた。
印象的なのは、大坂が会見場…
この記事は有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。
残り:763文字/全文:1220文字
2種類の会員記事が月300本まで読めるお得なシンプルコースはこちら
からの記事と詳細 ( 大坂なおみに必要な休息 記者が見た、テニス選手の孤独 - 朝日新聞デジタル )
https://ift.tt/2SPCryQ
No comments:
Post a Comment