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Monday, March 4, 2024

2024年3月の天体イベント 水星が観測チャンス 月と木星の接近も - ウェザーニュース

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2024/03/03 16:30 ウェザーニュース

3月は、日が沈むと西の空に木星や水星を見ることができ、明け方には東の低空に金星や土星が姿を現します。

水星は中旬から高度を上げて、観測チャンスを迎えます。また、木星やすばると月の接近もあるため注目です。

月が木星やすばるに接近

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「木星」は徐々に沈むのが早くなってきており、3月は空が暗くなると西の空に見ることができます。約マイナス2等の明るさで輝くため、夜空の中でもたいへん目を引きそうです。

木星の近くではおうし座の「すばる(プレアデス星団)」や、1等星の「アルデバラン」の姿も見ることができます。すばるは、双眼鏡を使うと星が集まっている様子がはっきりとわかりそうです。

また、細い月が3月13日(水)~14日(木)には木星に接近し、15日(金)にはすばるに接近します。月と明るい木星やすばるの共演を、ぜひお楽しみください。

▼沈む時刻(東京)
13日(水) 木星 21:48 月 21:16 太陽 17:47
14日(木) 木星 21:45 月 22:28 太陽 17:48
15日(金) 木星 21:42 月 23:39 太陽 17:49

水星が東方最大離角

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水星が3月25日(月)に東方最大離角(※)を迎えます。この日の前後は、日の入り直後の西の低空で水星が見やすくなるため注目です。

19日(火)~30日(土)の期間、東京では日の入り30分後の水星の高度が10度を超えます。他の地域でも大きな違いはなく、普段見づらい水星を楽しむチャンスです。

水星よりも空の高い位置では、木星が明るく輝きます。この木星を目印にすると、水星を見つけやすいかもしれません。

▼25日(月)に沈む時刻(東京)
太陽 17:57、水星 19:29、木星 21:12

(※)東方最大離角
地球から見て水星が太陽から東側に最も離れる現象のこと。
地球の内側を公転する水星は、見かけ上では太陽から大きく離れることがなく、日の入り後の西の低空か、日の出前の東の低空にしか見えません。太陽から最も離れる最大離角の際は、日没後に普段よりも空高くに昇るため観測チャンスとなります。

金星と土星が大接近

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3月は、明け方の東から南東の空に「金星」「土星」「火星」が昇ってきます。

3月の下旬頃には、金星と土星が大接近します。最接近は3月22日(金)頃の見込みです。ただ、日の出30分前の高度は約2度と非常に低いため、東南東の空が地平線まで開けた場所以外では、観測は難しくなります。

金星は約マイナス4等と非常に明るいため、明け方の空でも肉眼で見えそうです。一方、土星は約1等の明るさのため、双眼鏡を使って接近した様子をお楽しみください。

▼22日(金)に昇る時刻(東京)
金星 4:59 土星 5:01 火星 4:23 太陽 5:42

3月の満月、英語で”Worm Moon”

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農事暦における満月の呼び方

3月の月は、25日(月)16時頃に満月の瞬間を迎えます。

アメリカの先住民は季節を把握するために、各月に見られる満月に名前を、動物や植物、季節のイベントなど実に様々につけていました。

農事暦(The Old Farmer's Almanac)によると、アメリカでは3月の満月を「ワームムーン(Worm Moon/イモムシ月)」と呼ぶようです。

暖かくなって地面からミミズ(Earthworm)が出てくるころ、またはカブトムシの幼虫(Worm)が木から出てくるころ、という意味で名付けられています。

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出典・参考
国立天文台「ほしぞら情報」https://ift.tt/WlRgJFS
国立天文台「暦計算室」https://ift.tt/JjEuRBV
アストロアーツ「星空ガイド」 https://ift.tt/zve62aw
The Old Farmers' Almanac

参考資料など

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