Blizzard Entertainmentは8月11日、『オーバーウォッチ2』のシーズン6「INVASION」を配信開始した。これに伴いパッチノートが公開、多数のヒーローへの調整も実施されている。
パッチ配信に際しては、新ヒーロー「イラリー」、新ゲームモード「フラッシュポイント」そしてPvEモード「ストーリー・ミッション」など多数のコンテンツが追加されている。襲来するヌル・セクターにプレイヤーが協力して立ち向かうストーリー・ミッションでは報酬としてソジョーンの新レジェンダリースキン「ヴィジランテ」が入手可能となっている。なお、ストーリー・ミッションのプレイにはショップから別途「Invasion Bundle」の購入が必要な点に注意されたい。
新ゲームモード「フラッシュポイント」は最大規模となるマップ「スラバサ」と「ニュージャンクシティ」を舞台として、両チームが「フラッシュポイント」とよばれる目標を追い動き回るモードだ。マップ上には5つのフラッシュポイントが存在し、アクティブ状態時のみ確保可能となる。フラッシュポイントは順次アクティブになっていくため、新たに出現する度に両チームがその地点を目指すこととなる。コントロールと類似したポイントを確保するゲームモードとなっているものの、こちらはよりスピーディな試合展開となるようだ。
新ヒーローとなるイラリーは長距離ライフルを装備したサポートヒーローだ。進行方向に飛び出し敵をノックバックさせる「アウトバースト」、味方を回復させる球を放つ柱を設置する「ヒーリング・パイロン」といったアビリティを備えている。アルティメットアビリティ「キャプティブ・サン」は、爆発する球を放ち、巻き込まれた敵にダメージやスロウ効果などを与える攻撃的な能力だ。
既存ヒーローの調整においては、まず一般的な調整としてアーマー(オレンジ色の体力)の仕様に関する大きな変更が加えられている。今後はあらゆるダメージ軽減効果は“加算”されることとなり、軽減効果の最大値は50%が上限となる。(アーマー本来の軽減効果は30%)。これまではアーマーを含むダメージ軽減の仕様がすべて“乗算”されていたため、特定ヒーローが想定以上の軽減効果を発揮してしまっていた状況に対する調整とのこと。アーマーの割合を多く持つヒーローが多数影響を受ける調整と言えるだろう。タンクについてはドゥームフィストおよびラマットラの、ブロック効果が強化。刺さった投射物の爆発ダメージなどを軽減可能になっている。そのほかD.Vaはメックから緊急脱出した際にわずかな無敵時間が追加。脱出早々にダメージを負うリスクが減っているようだ。詳細は以下のとおり:
■タンク
D.Va
・ブースター
クールダウンを4秒から3.5秒に短縮
・緊急脱出!
メックから脱出中の0.4秒間すべてのダメージが無効に
ドゥームフィスト
・サイズミック・スラム
クールダウンを7秒から6秒に短縮
・パワー・ブロック
刺さった投射物からのダメージを軽減可能に
オリーサ
・フュージョン・ドライバー改
ダメージの減衰距離を15メートルから20メートルに延長
・フォーティファイ
発動時の追加ライフを75から125に増加
ラマットラ
・ブロック(ネメシス・フォーム)
刺さった投射物からのダメージを軽減可能に
・アナイアレーション
アルティメットのチャージコストを12%増加
ブロック時に刺さった投射物からのダメージを軽減可能に
シグマ
地上移動時の減速の仕様を通常のヒーローと同様に変更
ウィンストン
・テスラ・キャノン
セカンダリー射撃のチャージ時間を1.2秒から1秒へ短縮
セカンダリー射撃の射撃可能間隔を0.5秒から0.75秒へ延長
ダメージヒーローでは、バスティオンに大きな変更が加わっている。バスティオンは強襲モードが大きな特徴ながら、大型かつ動けない的になってしまうため、この弱みを克服するのが難しいと判断されたそうだ。そのため全体的な能力アップを目的に、さまざまな調整が実施されているとのこと。そのほかハンゾーやソルジャー76などにも調整が実施されている。詳細は以下のとおり:
■ダメージ
バスティオン
・A-36タクティカル・グレネード
爆発ダメージの減衰上限が70%から50%に
発射後の爆発時間を0.5秒から0.35秒へ短縮
発射後のリコイル解消時間が短縮
投射物のサイズが0.2から0.25へ拡大
直撃時のダメージを15から30へ増加
・偵察モード
リロード時間を1.5秒から1.2秒に短縮
・強襲モード
強襲モードへの変形時にアーマーを50回復するように
・砲撃モード
砲撃地点指定時のカーソル移動速度が毎秒20メートルから毎秒25メートルへ増加
キャシディ
基本ライフが200から225へ増加
・ピースキーパー
ダメージ減衰距離を25~45メートルから25~35メートルへ短縮
・マグネティック・グレネード
対象へ付与するスロウ効果が30%から25%に減少
ハンゾー
・嵐ノ弓
壁登り中に矢のチャージ進捗が保存されなくなった
ソルジャー76
・ヘリックス・ロケット
爆発ダメージを90から80に減少
・タクティカルバイザー(アルティメット)
アルティメットのチャージコストが10%増加
ソンブラ
・EMP(アルティメット)
アルティメットのチャージコストが15%増加
ライフウィーバーの命の樹を破壊しなくなった
トールビョーン
武器交換時間を0.5秒から0.4秒に短縮
・リベット・ガン
メイン射撃の連射速度を0.55秒から0.48秒に短縮
・フォージ・ハンマー
スイングの回復時間が0.75秒から0.6秒に短縮
サポートヒーローについては、ライフウィーバーに大きな調整が加わった。ライフが少し減少したかわりに、その分を補って余りあるアーマー値を獲得。ライフウィーバーのアルティメットアビリティである命の樹には、ボーナスライフを獲得できる効果が追加された。開発チームも使いにくいヒーローであることを認めていたライフウィーバーながら、さまざまな強化が施されている。詳細は以下のとおり:
■サポート
アナ
・バイオティック・ライフル
一発あたりのダメージ量/回復量が75から70へ減少
スコープを覗き込まずに射撃したときの投射物サイズが0から0.1へ拡大
ブリギッテ
・バリア・シールド
バリアの最大ライフが300から250に減少
・ラリー
アルティメットのチャージコストが6%増加
キリコ
・鈴のご加護
ライフ回復量を50から40へ減少
状態異常を解除した際に追加で30ライフ回復するように
ノックバック効果が削除
・クナイ
ダメージが40から45に増加
射撃後の復帰時間を0.55秒から0.5秒に短縮
クリティカルダメージ倍率が3から2.5へ減少
ライフウィーバー
基本ライフが200から175に減少
基本シールドが0から50に増加
・ソーン・ボレー
発射する投射物2発につき1発の拡散率を25%減少
・若返りの風
回復量が25から50に増加
・ライフ・グリップ
引き寄せ中の行動制限時間が0.45秒から0.75秒に増加
・命の樹
継続回復効果の50%がボーナスライフとして付与されるように(上限100)
ルシオ
・クロスフェード
アンプ・イット・アップ中の自己回復ペナルティーを60%から0に減少
マーシー
・カデュケウス・スタッフ(ダメージブースト)
ブースト対象のダメージ増加量を30%から25%に減少
『オーバーウォッチ2』では8月11日よりSteamでの配信も開始されており、“史上最大規模”の変化がもたらされるシーズンとなるだろう。待望のPvEコンテンツ「INVASION」や新モード「フラッシュポイント」、新ヒーロー「イラリー」など新しいコンテンツが盛り沢山のアップデートとなっている。『オーバーウォッチ2』にこれまで触れる機会がなかった人も配信プラットフォームが新たに追加された本アップデートが、はじめるには絶好の機会となるだろう。
『オーバーウォッチ2』はPC(Battle.net/Steam)/PS4/PS5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch向けに基本プレイ無料で配信中だ。
からの記事と詳細 ( 『オーバーウォッチ2』シーズン6アプデでバスティオンやライフウィーバーが大幅強化。新シーズンのパッチノート公開 - AUTOMATON )
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