九州 18日にかけて南部は大雨のおそれ 6月下旬は梅雨最盛期 大雨に警戒を(気象予報士 山口 久美子 2022年06月17日) - tenki.jp

九州　18日にかけて南部は大雨のおそれ　6月下旬は梅雨最盛期　大雨に警戒を

2022年06月17日12:00

あす18日にかけて、九州南部は活発な梅雨前線の影響で、大雨のおそれがあります。さらに、6月下旬は九州付近は梅雨末期に現れるような気圧配置になるため、大雨に対して一層の警戒が必要です。

17日蒸し暑い　熱中症対策を

きょう17日、梅雨前線は種子島・屋久島付近にほとんど停滞する見込みです。
種子島・屋久島地方や奄美地方は雨が続き、雷を伴い激しく降る所があるでしょう。九州も湿った空気の影響で、南部を中心に雲が広がりやすく一時雨や雷雨になり、山沿いでは局地的に激しく降る見込みです。急な強い雨や落雷にご注意下さい。

また、きょうは湿度が高く蒸し暑いでしょう。最高気温は30度以上の真夏日になる所もあります。飲み物を持ち歩きこまめに水分補給をしたり、屋外では日陰を確保するなど、十分な熱中症対策を行いましょう。

18日にかけて梅雨前線　九州南岸へ

あす18日、梅雨前線は活動を強めながら九州南岸付近へ北上する見込みです。九州南部付近は活発な雨雲が発生しやすく、鹿児島県は雷を伴い一時非常に激しい雨や激しい雨が降る所があるでしょう。九州南部は、総雨量が100ミリを超える所があり大雨のおそれがあります。土砂災害などに警戒して下さい。

6月下旬　梅雨最盛期

19日(日)は、梅雨前線は次第に九州の南海上へ南下し、日中は次第に天気が持ち直すでしょう。

そして、来週21日(火)以降、梅雨前線が一気に九州付近へ北上してきます。22日(水)からは梅雨前線が九州北部から九州の北へと押し上げられて、梅雨末期に現れるような気圧配置になります。九州付近は暖湿空気の流れ込みが強まるため、大雨が降りやすくなり警戒が必要です。

集中豪雨起こりやすい

今月28日(火)頃にかけて、九州は梅雨末期に現れるような気圧配置が続き、集中豪雨などが起こりやすいパターンになります。

今後は梅雨前線の北上が早まり、ことしは例年より早く梅雨末期の気圧配置が現れます。こまめに気象情報を確認するなど、大雨に対して一層警戒して下さい。

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日本気象協会 九州支社気象予報士　防災士

山口　久美子

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