世界保健機関(WHO)の緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は3日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に対して、「既存のワクチンを改良する必要性を示す根拠はない」と述べた。WHOが配信するソーシャルメディア向け番組で語った。
WHOは、オミクロン株による重症化率やワクチンの有効性について調査を続けている。ライアン氏は「ワクチン接種をリスクの高い人へ広く進める方に集中すべきだ」と強調した。
一方、米ファイザー社とワクチンを共同開発した独ビオンテックのウグル・サヒン最高経営責任者(CEO)は3日、ロイター通信の取材に「いずれかの段階でオミクロン株に対応したワクチンが必要になると思うが、それがどのくらい急を要するかは今後数週間かけて調べる」と述べた。既存のワクチンの効き目については「重症化を防ぐ効果を維持している」と強調した。
AFP通信によると、WHOは3日までにオミクロン株による死者を確認していない。【パリ久野華代】
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