自由な発想でオリジナルの妖怪造形作品を募集してきた「妖怪造形大賞」。現在、妖怪美術館に所蔵・展示している作品数は 828 点に及びますが、中でも目立つのが現代の革新的な技術革新や社会の動乱や不安や快楽など、時代の社会背景から着想した作品です。放射能、スマホ、パソコン、SNS… 想像を超える秀逸な作品にいつも驚かされます。また、日常に潜むちょっとした奇妙な現象やいわゆる「あるある」と共感を呼ぶユニークな作品も多く見受けられます。現代の人々が創作した妖怪造形の作品群をみることで、私たちが今の時代に抱えている 畏れ“とは何か?についても気づかせてくれるのです。
「目に見えないもの」への想像。自然の大切さも妖怪がシニカルにおしえてくれる。
地球温暖化などによる世界的な自然災害の発生、未知のウィルスの脅威、格差社会と貧困、戦争や紛争 現代社会でさまざまな困難に人間たちはいま立ち向かっているのですが、昔から根付きていきた多様性を認める日本人の精神性と文化(アニミズム)から生まれてきた「妖怪」という存在こそが解決のきっかけを創出してくれるのではないかと私たちは信じています。コロナ禍で変革を余儀なくされた生活様式や働き方、世界的に取り組みが始まっている SDG sなど、現代に生まれた妖怪たちが人間界に寄り添って「大切なこと」を軽やかにシニカルに示唆してくれます。
企画展 現代の妖怪展|妖怪美術館 3 号館 1 階
●2021 年 11 月 26 日(金) 〜 12 月 26 日(日)
●10:00 〜 18:00 (受付終了 17:00)
●休館日:水曜日
●入館料:大人2900 円 中高生 1,450 円、小学生以下無料
からの記事と詳細 ( ウィズ・コロナ、SDGs 時代にこそ必要な気づきを。企画展 現代の妖怪展 - PR TIMES )
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