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Sunday, November 28, 2021

台所の「流し台(シンク)」はどう掃除する? 必要なモノを用意してピカピカにしよう!【2021年11月版】(1/2 ページ) - - ITmedia

 キッチンの流し台(シンク)は、放って置くとあっという間に“輝き”を失ってしまいます。寒い冬場ではそれほどでもないかもしれませんが、汚れを放置しておくとぬめりも発生します。できるだけ小まめに掃除することが、輝きを保つことの秘訣(ひけつ)です。

 この記事では、キッチンの流し台を掃除する方法を紹介しつつ、その際にあると便利なアイテムを紹介します。

キレイに保ちたい 流し台(シンク)をキレイに保とう!

毎日掃除するなら「食器用洗剤」と「スポンジ」で十分

 流し台の普段の掃除は、家庭用洗剤と食器洗い用スポンジで十分です。食器を洗う時の同じように、流し台を少しぬらして、スポンジに洗剤を含ませて磨いて、十分な水ですすぎましょう。

 「食器を洗うスポンジと一緒にするのはちょっと……」という人は、流し台専用のスポンジを別途用意するといいでしょう。食器洗い用と区別するために、色違いのスポンジを用意しておくのもアリです。

 すすいだ後は、きれいなふきんやキッチンペーパーで水分を拭き取るとベターです。

洗う 流し台の普段の掃除は、食器を洗う要領で大丈夫です。洗った後にふきんやキッチンペーパーで水分を拭き取るとより良いです

汚れがひどくなってきたらどうする?

 汚れがひどくなってきた場合は、汚れに応じて洗い方を替えてみてみてください。

しつこい油汚れやぬめりは「アルカリ性」の洗剤などで洗う!

 流し台にしつこい油汚れ、あるいはぬめりが付いた場合は(弱)アルカリ性の洗剤を使えば効率的に落とせます。液性が(弱)アルカリ性となっている食器用洗剤でも構いませんが、重曹(炭酸水素ナトリウムの粉末)あるいはセスキ炭酸ソーダがあると、いろいろな場所の掃除に使えるので便利です。

 重曹やセスキ炭酸ソーダを使う場合は、汚れのある場所に粉を振りかけた後、水またはぬるま湯を軽く振りかけて30〜60分ほど放置してから洗い流しましょう。

 なお、重曹は清掃に特化したものの他、「食料添加物」として料理にも使えるものもあります。

重曹 食料添加物として販売されている重曹は、油汚れやぬめりの掃除にも使えます(画像はニチガ「国産重曹」、出典:Amazon)

輝きを失った流し台は磨こう!

 台所の流し台の多くは、ステンレス鋼でできています。「ステン(さび)」が「レス(少ない)」というだけあって、通常の鉄鋼と比べるとさびにくいことがメリットなのですが、長期間使っていると輝きを失ってしまうことがあります。また、「レス」は「フリー(ない)」わけではないため、気を付けないと軽い赤さびが生じることがあります。

 輝きを失ったり軽い赤さびが生じてしまった場合は、メラミンスポンジで磨くか、クレンザー(研磨剤入りの洗剤)と普通のスポンジを組み合わせて磨くようにしてください。ただ、磨きすぎると流し台に傷が付く恐れもあります。初めて磨く際は、目立たない場所で試してみることをおすすめします。

 なお、輝きを失ったことの原因が水アカである場合は、メラミンスポンジやクレンザーでの研磨する前に、弱酸性の食器用洗剤あるいはクエン酸や食酢を使って軽く磨いてみてください。しつこくない水アカの場合は、これで十分に輝きを取り戻せます。

メラミンスポンジ ステンレス流し台の輝きが失われたり赤さびが発生したりした場合は、メラミンスポンジで磨いてみましょう。小分けされていて便利に使えるものもあります(画像はレック「レック」、出典:Amazon)
クレンザー 流し台を磨く場合はクレンザーを使うといいでしょう。クレンザーには粉末タイプとクリームタイプがありますが、粉末タイプを用いる場合は適度に水分を含ませましょう(写真はユニリーバ「ジフ クリームクレンザー

根付いた黒カビは「カビ取り洗剤」や「漂白剤」で対処

 流し台付近の継ぎ目には、水が入り込むことを防ぐためのコーキングが施されています。このコーキングに発生する黒カビも気になる所です。普段から小まめに掃除していれば黒カビの発生は抑えられますが、キレイに掃除をしていても発生してしまうことがあります。

 黒カビが軽度な場合は、先に出てきたメラミンスポンジやクレンザーで磨いて取り除くこともできますが、カビの原因菌がコーキング剤の奥深くまで入り込んでいると、いくら磨いてもすぐにカビが出てきてしまいます。

 黒カビを“根本”から取り除くには、カビ取り洗剤や漂白剤を使うことをおすすめします。泡立たない漂白剤を使う場合は、キッチンペーパーにしみこませてカビの発生箇所に当てると効果が高まります。

塩素系洗剤(漂白剤などを含む)を使う際の注意!

 塩素系洗剤は、酸性の洗剤(クエン酸や食酢を含む)と混ざると塩素ガスが発生します。塩素ガスは人体に有害なので、塩素系洗剤は酸性の洗剤と一緒に使わないようにしてください。

 塩素系洗剤と酸性の洗剤をどうしても併用したい場合は、どちらか片方の洗剤で洗浄した後、水で完全に流しきってからもう片方を使うようにしてください。

 別の洗剤と併用しない場合も、塩素系洗剤はよく換気しながら使ってください。


カビ取り 黒カビが発生した場合は、カビ取り洗剤や塩素系漂白剤を使って原因菌を根本から除去することをおすすめします(画像はSCジョンソン「カビキラー」)

排水口もできるだけ小まめに掃除しよう!

 流し台自体をピカピカにするのはいいのですが、排水口の掃除も欠かせません。

 ダストトレー(ゴミ受け)をキレイにするには、塩素系洗剤を使うことをおすすめします。ダストトレーを取り出して洗剤を直接拭きかけると効果てきめんですが「取り出すのはちょっと……」という人には発泡式の洗剤を使うといいでしょう。

 発泡式の洗剤を使う場合は、ダストトレーの底にまんべんなく粉末をまいてから、水またはぬるま湯を振りかけます。

発泡式 発泡タイプの塩素系洗剤は、ダストトレーの底にまんべんなく振りかけてから水またはぬるま湯を振りかけてください

 排水パイプそのものの掃除をしたい場合は、粘性の高い塩素系洗剤(洗浄剤)を使うようにしましょう。その多くは「排水口用」「パイプクリーナー」とハッキリと書いてあるので選びやすいです。

パイプクリーナー パイプクリーナーを使えば、排水口のぬめりも取れます

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