一般的に住宅ローンの申し込みは、入居を希望している住宅を決めた時点で行います。ただ、購入する住宅の形態によっては、住宅ローンの審査に必要な書類がなかなかそろわないこともあり、契約までの期間が長くなるケースもあります。また、契約そして引き渡しから、入居までの時間が一定期間を超えると「住宅ローン控除」の適用を受けることができなくなるなどの問題が発生します。 今回は、住宅ローンの契約、そして入居までの流れと併せて、住宅ローン控除の適用への影響についても説明します。
住宅ローンの契約の流れ
一般的な住宅ローンの契約の流れは以下のとおりです。 1.事前審査 まず、本人確認書類や収入証明書類などを提出して簡単な審査(事前審査)を受けます。ここでチェックされるのは、その人にお金を貸しても問題ないかということです。また、この事前審査の段階では、複数の金融機関に申し込んでもよいことになっています。 2.本審査 申し込みを行い、事前審査に通過したら、借入を行う金融機関を1つに絞って本審査の申し込みを行います。この本審査では、事前審査よりも多くの項目をチェックされることとなり、提出する書類も多くなります。 その中の1つが物件に関する書類です。事前審査でも物件に関する書類は必要ですが、物件のチラシや間取図が分かるものなど簡単なものとなっています。しかし、本審査では以下の書類が必要となります。 「売買契約書」「重要事項説明書」「工事請負契約書」「建築確認申請書」「建築確認済証」「検査済証」「登記事項証明書」「公図」「地積測量図」「間取図」 などです。 上記の書類は物件の種類により、必要となるものとならないものがあります。例えば、新築の注文住宅であればほぼすべての書類が必要ですが、新築マンションでは「工事請負契約書」などは必要となりません。 3.契約 契約とは正式には「金銭消費貸借契約」といい、この契約書を取り交わすことで契約が成立します。契約書を取り交わす際には、金融機関の担当者だけでなく、登記を行う司法書士が同席するケースが多々あります。なぜなら、司法書士への登記委任は契約と同時に行うことが多いからです。契約書の取り交わし後に司法書士との面談を行うと時間がかかってしまいますので、効率化を図るためにも、契約時には手続きを一括で行えるように関係者全員が集まることもあります。 そして、契約書を取り交わして登記手続きも完了すると、実際に融資が行われます。期間としては3日~1週間程度と考えておけばよいでしょう。
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