寒気の影響が今日も続きます。北海道や東北の日本海側は雪や吹雪で、北陸は雪や雨の強まる所もあるでしょう。交通機関への影響や雪崩などに、注意が必要です。一方、晴れる太平洋側では、空気が乾燥するでしょう。全国的に厳しい寒さも続くので、マスクやうがい、手洗いを忘れずに、万全な感染症対策を心がけてください。
天気のポイントは?
3日日曜は、本州付近は、引き続き冬型の気圧配置で、寒気の影響を受けるでしょう。このため、天気のポイントは2つ。1つは「日本海側は大雪に注意」ということです。 北海道や東北の本海側は、雪やふぶきとなるでしょう。北陸は断続的に雪や雨で、局地的に降り方が強まりそうです。近畿北部や山陰は雲が多く、雪や雨の降る所があるでしょう。 日本海側では、すでに平年を上回る積雪となっている所が多いので、積雪が増えると、雪崩が発生しやすくなるおそれがあります。また、足元はもちろん、屋根から落ちる雪にも、十分な注意が必要です。さらに、路面が凍結したり、見通しが悪くなったりする可能性もあります。特に、路面が凍結しやすい場所は、橋や歩道橋の上、トンネルの出入り口、交差点・カーブ、日陰です。車の運転は、いつも以上に慎重にしてください。 そして、天気のポイントもう1つは「太平洋側では、空気の乾燥に注意」ということです。北海道や東北の太平洋側と、関東、東海、近畿中部・南部、山陽、四国、九州は、広く晴れて、空気がカラカラに乾くでしょう。午前5時現在、太平洋側の広い範囲に「乾燥注意報」が発表されています。暖房器具など、火の取り扱いに、ご注意ください。
気温のポイントは?
また、寒気の影響で、3日日曜の朝は、北海道や東北を中心に、冷え込みが強まっています。午前5時までの最低気温は、北海道占冠村や富良野市では、氷点下25℃を下回りました。また、釧路市や帯広市、盛岡市、山形市などで、今シーズン最も低くなりました。 気温のポイントは「全国的に、昼間も空気が冷たいこと」です。最高気温は、北海道や東北北部は氷点下の所が多い予想です。仙台もこの時期にしては低いでしょう。東京は3日ぶりに10℃に届かなくなりそうです。名古屋や大阪、福岡でも、一桁の予想です。日中もお出かけする際は、一番厚い上着が必要です。さらに、感染症対策をとして、マスクも欠かせません。こまめなうがいや手洗いも心がけて、体調を崩さないよう、お気を付けください。
日本気象協会 本社 望月 圭子
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