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Sunday, August 9, 2020

ロックダウン中に自己修復した自然環境は何を語る?──優しい未来のために必要な5つのこと(GQ JAPAN) - Yahoo!ニュース

ロックダウン(都市封鎖)期間中に、自然環境の自己修復が進んだ。トラベル・ライターのホリー・タッペンは「自然回復の兆し」を称賛しながら、現状から学べることは何かを探る。UK版『Condenast Traveller』より転載する。 【写真を見る】優しい未来のために必要なこと

ロックダウンによって世界の炭素排出量は急減し、人のいなくなった各都市には野生動物たちが現れるようになった。環境的に、より調和した世界を垣間見るという非常に興味深い機会がもたらされていたのだ。通常より静かな海や交通量が減少した都市部で、科学者たちは喜んでデータを収集し、メディアは、そこかしこに見られる自然回復の兆しを伝えている。 自然界にとって恵みとなったこの活動休止期間は、不幸なことに、人間たちの生計と生活が破滅的に失われた結果として生じたものだ。自然保護の世界にも不安はある。人間の侵入が少なくなったことで自然が回復している一方、自然保護と結びついていた観光業が停止したことにより、驚くほど多くの生態系が危機に直面しているのだ。 緑の芽吹きは、大切に育めば力強く成長する。それは、人間の世界のさまざまな分野においても同じことだ。よりクリーンで環境に優しい未来のために、今こそリセットボタンを押すチャンスだ。

その1:炭素を抑える

スウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリの主張に以前から同調し続けてきた一部の人々は、世界全体で大気汚染が激減したことを捉えた米航空宇宙局(NASA)の衛星画像を、奇跡だと考えているかもしれない。エネルギーに関連した炭素排出量は今年8%減少し、過去10年で最低水準になる見通しだ。 気象学者にとってこの活動休止期間は、目前にある脱炭素という課題の深刻さを浮き彫りにするものだ。地球温暖化対策の国際的枠組みの「パリ協定」で示された「世界の気温上昇を1.5度未満に抑える」という目標を達成したければ、今回と同レベルの減少が毎年必要だという予測を国連は示している(この目標を達成すれば、深刻な干ばつに6000万人が見舞われるのを防ぎ、何キロメートルもの海岸線を浸水から救うことができるとされている)。 幸いなことに、環境保護団体のグリーンピースから世界銀行までのさまざまな組織が、環境に配慮した回復計画に取り組んでいる。観光産業部門も例外ではない。2020年2月には旅行会社86社が、新しいネットワークである「ツーリズム宣言(Tourism Declares:TD)」を発足させた。マッチベター・アドヴェンチャーズや、ウィルダネス・スコットランド、ステップス・トラヴェル(Steppes Travel)といった旅行会社からなるこのネットワークの狙いは、世界の炭素排出量のうちで観光業が占める8%という大きな割合を共同で減らすことだ。 オリジナル・トラヴェルの創設者トム・バーバーは、最近の顧客調査に基づきながら、ロックダウン解除後の人々は、長期の旅行と「スローな旅」を優先し続けるだろうと述べる。そして、より二酸化炭素排出量の少ない乗り物を利用し、より長い滞在期間を望むようになると予測している。

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