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Tuesday, June 2, 2020

熱中症対策の水分補給、「水分だけ」より効率的な方法は? - ウェザーニュース

熱中症予防の水分補給として、日本スポーツ協会では、0.1~0.2%の食塩(ナトリウム40~80mg/100ml )と糖質を含んだ飲料を推奨しています。特に1時間以上運動をする時は4~8%の糖質を含んだものを摂取しましょう。冷えたイオン飲料や経口補水液の利用が手軽ですが、自分で調製するには1リットルの水、ティースプーン半分の食塩(2g)と角砂糖を好みに応じて数個溶かしてつくることもできます。

長時間運動を続ける場合には、ナトリウム濃度をやや高くすることが必要です。トライアスロンなど長時間の運動では、血液のナトリウム濃度が低下して、熱けいれんが起こることが報告されています。

また、糖を含んだ飲料の方が、腸管での水分吸収を促進することが挙げられます。主要な糖であるブドウ糖は、腸管内でナトリウムが同時にあると速やかに吸収。そして、それらに引っ張られ水分も吸収されるというのがそのメカニズムです。

のどに渇きを感じたときには、すでに体内の水分は減り始めています。そのため「こまめな水分補給」が必要になるんですね。

また、特に子供は体から出ていく水分量が多く自分自身で気づきにくいため、まわりの大人が十分にしてあげるようにしてください。
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