きょう９日は、道内６２地点で最高気温が１０度以上となり、４月並みの暖かさのところが多くなりました。札幌も１１．３度まで上がり、冬を越えた体には暖かいを通り越して少し暑く感じられるくらいです。
あす１０日もこうした気温の高い状態が続き、雨も加わって急速に雪どけが進みそうです。
（あす１０日の予報と予想気温（青：最低 赤：最高） ウェザーマップ提供）
上の図はあす１０日の天気と予想気温です。天気は、稚内で雪が予想されているほかは雨となりそうです。赤い数字の予想最高気温は函館や札幌で１０度以上、室蘭や旭川も８度と、この時期としてはかなり高くなりそうです。
（雨雲の予想（上からあす１０日正午、午後３時、午後６時）ウェザーマップ提供）
具体的に雨の予想を見ると、あす９日の正午には胆振地方や日高地方を中心に黄色や濃い青の活発な雨雲がかかってきます。そして午後は十勝地方や釧路地方、根室地方、さらに網走地方などのオホーツク海側南部にも発達した雨雲がかかって、総雨量が１００ミリに達するような大雨のおそれがあります。
今回大雨が予想される地域は、先週大雪に見舞われて積雪が一気に増えていて、大雨に大量の雪どけ水が加わりそうです。総雨量が１００ミリの雨というと、雨に弱い北海道ではそれだけでも災害につながってしまうことがありますが、これに雪どけ水が加わるとさらなる大雨に相当することになります。融雪による低い土地の浸水や土砂災害、河川の増水、なだれに十分注意してください。
（２０１８年3月9日の天気図 ウェザーマップ提供）
ちょうど２年前の２０１８年３月９日にも、発達した低気圧による大雨がありました。その時には釧路市の中徹別で日降水量が１４６ミリに達するなど、各地で３月としては記録的な大雨になりました。家屋の浸水被害が出たり、川の増水によって避難指示が出された地域があったりと、各地に大きな影響が出ました。
今回も同じような影響が出てもおかしくない状況ですから、十分な注意が必要です。
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March 09, 2020 at 05:35PM
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北海道 あす１０日は融雪災害に注意（浜崎慎二） - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース
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