情報テレビ番組「スッキリ」や「林先生の初耳学」でも特集された、今最も話題のヘアメイクアップアーティスト・服部由紀子さん。
この度、初著書『どうせ24時間 印象に残る女になれ』の刊行を記念して、2回にわたってトークイベント<服部会>が開催されました。
服部さんが本業の合間を縫って一生懸命に執筆した自著への思いなど、一部をご紹介します!
司会はフリーアナウンサーの林みなほさんに担当していただきました。
嫌々過ごすのも、楽しく過ごすのも、“どうせ同じ24時間”なら楽しいほうがいい
林:今回のイベントは、服部さんに初めてお会いするという方も多くいらっしゃっていますね。私も実は、服部さんを知ったのは「スッキリ」での特集です。そこから服部さんのファンになったひとりです。テレビを見ながら、生き方がかっこいいなと思って、それでインスタも拝見するようになったのですが、センスもよくて本当に憧れます。
服部:ありがとうございます! こんなにも多くの人に来ていただいて、本当にありがたいです。
林:『どうせ24時間 印象に残る女になれ』は、初めての著書ということですが、早速本の制作についてお伺いしたいです。まずタイトルが気になります!
「どうせ24時間」。これはどういう思いを込めてつけられたタイトルなんでしょう?
服部:最初はちょっとネガティブな意味に捉えられちゃうかもしれないですけど、決してネガティブな意味ではないんです。むしろポジティブな意味なんですよ。
「どうせ24時間しかないんだから」というのは、私がモットーにしていることなんですね。人間に与えられたもので平等なものって、時間だけだと思うんだけど、1日って、24時間しかないじゃないですか。嫌なことも、しんどいことも、もちろんあると思いますよ。でも、どうせ24時間で1日は終わってしまうんだから、嫌々過ごすよりも、思いっきり泣いたり、笑ったりして楽しんだほうが、キラッキラに輝いた時間を送れると思うんですね。
私は与えられた1日を、24時間を、楽しく生きたいと思いながら過ごしています。その積み重ねが人生だし、人間、いつ死ぬかわからない。私、毎日「死」を意識して生きているんですけど、今日死ぬかもしれないし、明日死ぬかもしれない。何が起こるかわからないんだから、楽しんだもの勝ちじゃないかなって。
だからこの本を手に取ってもらう人にも、そういうメッセージを伝えたくて。
林:深い意味が込められていたんですね。ところでインスタにも、制作途中はたくさん投稿されていましたけど、実際、執筆にあたって大変なことってどんなところでしたか?
服部:まさかこんなに書くとは思いませんでした! 最初はライターさんにバックアップしてもらおうって話していたんですけど、やっぱり自分の言葉じゃないと伝わらないなって思って、結局全て自分で書きました。iPhone片手に、仕事の合間とか、時間ができたときに、必死に書いていたのですが、もう本当に大変でした。
林:そうだったんですね。構成は、1章が「『美人』に見える人には理由がある」という美しさの秘訣や花嫁さんに伝えたいこと、2章は「服部流『美しさ』を作る」、ここは実用的なメイクやクレンジング、マッサージを解説していますね。そして最後の3章が「仕事、人生について思うこと」となっています。この本の中で服部さんが一番読者に伝えたいメッセージはどんなことでしょうか?
服部:全部ですー!全部!(笑)。でもまずその前に、この本は、決して花嫁さんだけに向けた本ではなくて、全ての女性、仕事を頑張りたい人に向けたものです。
ふだん、私のインスタのDM(ダイレクトメール)には、仕事についてとか、人間関係、恋愛、精神的なことまで、色んな世代の方から悩み相談をいただくんですね。そうした声に応えたくて、今回の内容にしました。どんな世代の人も持つ悩み、それに対する私の考えをまとめています。
特にどこですか?って言われると、「仕事、人生について思うこと」が私のメッセージが強いところだと思います。そこが一番心を込めた文章でもあります。
林:なるほど。私もたくさん共感するところがあったのですが、気になったのは、福祉大学を卒業されて、社会人としての経験を経て、今のお仕事をされているんですよね?
服部:はい、そうなんです。社会人になってから、美容師の資格を取り、今の仕事をしています。高校のときは、卒業後の進路を両親に相談して、福祉大学に進学することを決めました。
林:異色の経歴だと思うのですが、福祉大学での経験が今につながっている部分は、どんなところですか?
服部:大学では研修で障碍者(しょうがいしゃ)施設に行くんですけど、施設の方たちは身体的、精神的に不自由な方なので、次に自分が何をやるべきかを考えて、先回りの行動が求められます。それは今、花嫁さんを担当するにあたって、経験としてとても生きています。花嫁さんに、どういうことを言ってあげて、どうすればいいかを先回りして考えたり、相手と一対一で向き合う心を学びましたね。もしも、福祉大学に行っていなかったら、今の服部とは違う服部が出来ていたと思うんです。だから、本当に福祉大学に進学してよかったなぁって思います。導いてくれた両親には感謝しています。
すべての経験が仕事に生きる
林:インスタを見ていると、服部さんの花嫁さんは個性的で、おしゃれで、そして何より彼女たちに似合ったヘアデザインが多いですね。服部さんはどこからインスピレーションを得ているのでしょうか?
服部:経験ですね。色んなことに触れ、自分の目で世界を見るようにしています。人のマネをしたくないから、雑誌とかは見ないようにしています。
林:経験ですか。お花の種類にも詳しいと伺いました。それも経験?
服部:そうですね。お花とかも勉強して、知識として蓄えています。ヘアスタイルに取り入れたりもするので。それに映画を観たり、海外では色んなホテルに泊まったり。
林:海外のホテルですか?
服部:はい。ありがたいことに海外でのウェディングに同行するお仕事もたくさんいただくので、そのときにホテルは自分で予約していて。高級ホテルに泊まって、そこで内装や雰囲気を勉強して、ウェディングの参考にしたり。逆にかなり安いユースホテルにも泊まって、異国の人と交流したりもしています。すべて「経験」だと思っているので。でも意識して自発的に経験をしないと、生かせないと思います。
林:すごいです! 日々のなかで積極的に意識して、なんでも経験しているんですね。
服部:私はたくさん勉強して、一生懸命働いて、それで自分が担当する花嫁さんには、新しい技術を提供し、いっぱい幸せになってもらいたいんです。指名していただいているからには。
林:いいなあ、花嫁さんも幸せですね。こんな想いで仕事をしていただけるなんて。
美人に見せるために必要なこととは?
林:本で、「美人に見えるのには、表情が大事」と書かれていました。表情って自信で大きく変わるものなのでしょうか?
服部:変わります!!! 緊張してしまって、「どうしよう」ってちょっとナーバスになっている人ほど、自信を持たせたら、めちゃくちゃいい表情をしてくれるんですよ。
林:うわさの“花嫁への精神教育”ですか?
服部:そうです。私が花嫁さんをその日最高に美人に作るじゃないですか。そして、いっぱい「かわいい」って声掛けもするんですけど、何より花嫁さんに自分自身で「かわいい」って言わせます。自分の声で、自分の耳に聞かせて、自覚させる。そうして自信が持てると、みるみる表情が変わっていくんです。それを私が撮って、インスタにアップすると、「美人しか担当しないんですか?」って聞かれちゃうくらい、かわいく撮れる(笑)。
林:服部さんは、どういうときに自信を持てましたか?
服部:やっぱり人から認められると、自信を持てますよね。私は、担当した花嫁さんからの評価とか、イベントで呼んでいただいたり、テレビで取り上げられるのもそうですけど、人から認められたってことは、大きな自信につながりますね。
林:ほかにも、美人の条件って何かありますか?
服部:肌ですね。ベースとなる肌作りがすべてと思っているので。女優さんでも、肌が綺麗な方って、パーツはどうであれ、「美人」って誰もが思っていると思うんですが、それくらい肌が他人に与える影響は大きいです。私は花嫁さんには、ツヤ肌を作るのに時間をかけてますが、その代わりアイシャドウはほとんどしないですね。美肌を作れば余計なことは、必要ないんです。
服部:クレンジングです!! よくインスタライブでもやっているのですが、私は疲れていても眠くても、絶対に「15分クレンジング」で落として、寝ます。
林:なぜクレンジングがそこまで重要なんでしょう?
服部:だって、綺麗に落としていないのに、その上に次の日もまたメイクをするんですよ。汚いものの上にメイクして、また落ちきれていない上に塗り重ねてしまって……。悪循環です。
林:確かに。クレンジングはとても重要ですね。ちょっと怖くなりました。
それでは最後に、本の読者にメッセージをお願いします!
服部:そもそも本を書くきっかけは、多くの方に私の言葉に励まされたという言葉をいただいたことです。本という、きちんとした形でメッセージを伝えたいと思ったからです。大変なとき、苦しいとき、悩んだときに、この本が背中を押すような、お守りになるような、人のためになる1冊になればいいなと思っています!
▼服部由紀子『どうせ24時間 印象に残る女になれ』の詳細はこちら(KADOKAWAオフィシャルページ)
https://www.kadokawa.co.jp/product/321904000052/
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