『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』で「ガッカリした思い出」と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか? 「クリフト」がボスに「ザラキ」を連発する件はなじみです。ほかにも、『ドラクエ4』には期待がガッカリに変わった「あるある」がいくつもありました。
期待値が高過ぎた? 『ドラクエ4』のガッカリ案件
『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』(以下、ドラクエ4)は、社会現象を巻き起こした『ドラゴンクエストIIIそして伝説へ…』の次のナンバリングタイトルということもあり、新要素にプレイヤーたちは胸を躍らせました。なかでも画期的だったのは、戦闘にAIシステムが導入されたことでしょう。コマンド入力しなくても、仲間たちが状況に応じて次のターンを待たずに回復をしてくれる、非常に助かる便利な面もありました。
とはいえ、「余計な行動」をしてしまうこともしばしばでした。有名なのは、「クリフト」がボスに「ザラキ」を連発するという問題でしょう。ほかにも、『ドラクエ4』には「期待」が「ガッカリ」に変わった「あるある案件」がありました。
例えば、第4章でミネアが使用可能になる武器「ぎんのタロット」です。ぎんのタロットはミネア専用の装備で、道具として使用すると、合計9種類の効果がランダムで発生します。何が起こるか分からない、「パルプンテ」に近いロマンを感じさせるアイテムですが、その効果は敵全体に「ニフラム」と同様の効果が適用されたり、味方にザラキが適用されたりなど、とてもリスキーでした。
もちろん、味方に有利な効果もあります。「経験値とお金が2倍になる」は、引いてみたい効果ではあるものの、全体で見ると、9種類のうち4つが味方に不利な効果となっています。9分の1を信じて引いてみたら味方に即死呪文の効果が適用され、悲鳴を上げることになった人も少なくないでしょう。結局、ミネアには余計なことはさせず、攻撃力の強い武器を装備し、NPCの「オーリン」が仲間になるまでの前衛として活用した、というケースが多そうです。
また、プレイヤーにとって死活問題だったのは、「ぼうけんのしょ」でしょう。『ドラクエ3』で初めて実装されたバッテリーバックアップ機能は、2作目までの「ふっかつのじゅもん」システムの苦難から抜け出せた……かと思いきや、予期せずぼうけんのしょが消えてしまうことがたびたびあり、子供たちのトラウマになりました。
『ドラクエ4』で進化しているのではないかという期待があったものの、「やっぱり消えてしまう」ことがありました。ファミコン版『ドラクエ4』ガッガリしたこと「あるある」の代表格として、記憶に残っているのではないでしょうか。
ファミコン版だけでなく、リメイク版特有のガッカリしたあるあるも存在します。『ドラクエ4』ではPlayStation版以降のリメイク版で、クリア後のやり込み要素として「謎のダンジョン」が追加されています。
DS版以降の謎のダンジョン内部には、透明な見えない通路をノーヒントで渡らなければならないという難しいギミックが存在します。ギミックを解いた先には宝箱があり、さぞレアなアイテムが入っているだろうと誰もが思うところです。
しかし、いざ宝箱を開けてみると、なぜか中身は「やすらぎのローブ」でした。ストーリー中盤までに入手できたのであればありがたいのですが、謎のダンジョンにやってくるのはラスボス討伐後で、明らかに不要なアイテムです。これには、多くのプレイヤーが「しょっぱすぎて泣いた」「思わず『はっ?』と大声を出してしまった」と悔しさを露わにしていました。
また、謎のダンジョンは最深部まで到達するのに時間がかかり、宝箱も多いものの、トラップモンスターの「パンドラボックス」であるパターンが頻発します。ウキウキしながら宝箱を開けようとしてモンスターだった時のショックは大きいものでした。
ファミリーコンピュータ版『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』:(C)1990 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SPIKE CHUNSOFT/SQUARE ENIX All Rights Reserved.
(マグミクス編集部)
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