今回は、多数の廉価タブレットやノートパソコンをリリースしているAlldocubeから新登場した、8.4インチ小型タブレット「Alldocube iPlay60 mini Pro」の提供があったのでレビューします。
↓でレビューした「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」同様にHelio G99を搭載しますが、デュアルスピーカーや顔認証といったユーザーからの要望が多かった機能を搭載した新モデルになります。
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廉価機としては高いパフォーマンス、高解像度にジャイロ搭載、デュアルスピーカーにwidevine L1対応、顔認証対応、デュアルSIM対応のほか、新UIによりタブレットとしての使い勝手も改善されており、現在のところ廉価8インチ小型タブレットとしては決定打の一台となっています。
それでは、見ていきましょう!
外観とスペック
まずは同梱物を見ておきます。↓のようにタブレット本体のほか、マニュアルとUSBチャージャー、USB-Cケーブル、SIMピンとなっています。
本体は前モデル同様、ベゼルも狭めで筐体も薄型軽量、2万円タブレットとしてはかなりの高品質ボディです。
スペックは、SoCにARM Cortex-A75@2.2GHz x2とA55@2.0GHz x6のオクタコアであるHelio G99、Mali-G57 MC2 GPU、8GB LPDDR4x RAM(物理メモリ)、128GB UFSストレージ、8.4インチ(1920×1200)IPSディスプレイ、6,040mAhバッテリー、18w急速充電、リア13MPフロント5MPカメラなど。OSはAndroid 14ベースのAlldocube OS 3.0です。
GPS、microSD、デュアルnano SIM対応で、対応バンド帯はGSM:B2/3/5/8、WCDMA:B1/2/5/8、FDD:B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66、TDD:B38/39/40/41となっています。
センサ類はジャイロ・光・加速度をサポートし、また前モデルで課題だったシングルスピーカーはデュアルスピーカーに、また生体認証がなかったものが顔認証対応になっています。
メモリ周りのグレードアップに加えて、やはりスピーカーと顔認証搭載というのが大きなインパクトです。
ほぼ欠点の無い廉価8インチ機に仕上がっているといえるでしょう。
背面には、↓のようにメタルのパネルで、技適番号も書かれています。
底面には一つ目のスピーカー穴↓
上部にはもう一つのスピーカー穴とUSB Type-Cポート。
サイドには電源・音量ボタン。前モデルには3.5mmイヤホンジャックがありましたが、今回はデュアルスピーカーになった代わりにジャックは省かれています。
逆側にはSIMスロットです。
付属のピンで開けると↓の通り。microSD + nano SIMもしくはnano SIM x2の排他スロットです。
重量は実測で315gと軽量です。
iPlay50 mini Proとの比較
続いて、前モデルである「Alldocube iPlay 50 mini Pro NFE」(厳密にはiPlay60 mini Proは発売前なので”現行機”)と筐体を比較してみましょう。
まず背面ですが、↓の右側が今回の新モデル(以下同)。ほぼ同じですが、カメラバンプが大きくなり、LEDがついています。
ディスプレイの表示領域は同じです。
底面スピーカー位置は同じ。↓
上部のUSB-C位置も同じで、右の新モデルは、もう一つのスピーカー穴がついています。↓
電源・音量ボタンの位置も同じ。
また、↓のように前モデルは隅に3.5mmイヤホンジャックがついています。今回のモデルはそれがなく、代わりにもう一つのスピーカー穴がついています。
iPad mini6との比較
続いてはハイエンド機のiPad mini6と見比べてみましょう。↓のように本機の方が縦長ボディです。
ベゼルは同じくらい。RetinaのiPad mini6の方が高精細ですが、本機もFullHD+で見づらいということはありません。ディスプレイの明るさもそこまで遜色ありません。
実際の使い勝手
実際の使い勝手を見ていきましょう。
まず初期セットアップを終えたホーム画面は↓の通り。広いグループアイコンに対応しています。
プリインアプリは↓の通り。とてもシンプルで好感が持てます。
設定アプリは↓の通り。文字サイズ含めて、デフォルト表示でとても見やすいです。
比較までに、前モデルまでは↓でした。今回のAlldocube OS 3のUIになり、アイコンや文字サイズなどで大きなUI面での改善が施されていることが分かります。
デイリーガジェットを表示したところが↓。表示速度、スクロールの滑らかさ、読み込みの速さなど、ウェブ閲覧は快適です。
前モデルまでは、少し画面の表示倍率を落とさないと大きすぎましたが、本モデルからはデフォルト表示でとても見やすくなっています。
YouTubeを表示すると、↓のように16:9表示で上下に黒帯が入ります。表示品質は前モデルから良かったですが、今回からはデュアルスピーカーになったことで、”片側から鳴っている感”が無くなったことで動画視聴やゲームプレイも快適になりました。
ベンチマークスコア
ベンチマークスコアを見ておきましょう。
Geekbench 6のスコアは、CPUがシングルコア710、マルチコア1,864。
GPUスコアが1,289。
ストレージ読み書き速度はシーケンシャルリード・ライトが400〜500MB/sほど。
ベンチマークスコアは、前モデルとほぼ同じです。
SoCは同じでも使い勝手は想像以上の進化!廉価8インチ決定打に
以上、新型の8インチ小型Android 14タブレット「Alldocube iPlay60 mini Pro」を見てきました。
SoCこそ前モデルと同じですが、そもそも廉価帯で最も高速であるHelio G99搭載という時点で、ゲームや動画視聴含めてパフォーマンスにストレスを感じる場面はほぼありません。
そして今回のモデルからは、前モデルで課題であったシングルスピーカーや生体認証非搭載といった点がいずれも解消されました。
加えて、使う前まではそれほど期待していなかったのですが、実際に使ってみると、UI面の進化が大きいです。
設定画面やホーム画面ほか、各種アプリの表示も、このサイズのタブレットに最適化されており、明らかに使い勝手は向上しています。
というわけで廉価小型Androidタブレットとしては、間違いなく決定打となる一台に仕上がっていますので、気になった方は6/17 10:59までのセールで2.3万円でゲットしておきましょう。(楽天のこちらのページ)
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