2024年7月22日、夕方の西の低空に見えている水星が太陽から最も離れて東方最大離角となる。
夕方の西の低空に見えている水星が、7月22日に太陽から最も離れて東方最大離角となる。
日の入り45分後の高度は約6度でかなり低く、金星のような目印になる天体が近くにないため見つけづらい。方位と高度をよく確かめて、西の空が開けたところで双眼鏡で探してみよう。7日と8日には細い月と並ぶ。また、近くにはしし座の1等星レグルスもあり、25日ごろに水星とレグルスが接近する。
地球の内側を公転する水星は見かけ上、太陽から大きく離れることがないので、日の入り後の西の空か日の出前の東の空にしか見えない。今回のように太陽から東側に最も離れる「東方最大離角」のときには、日の入り後の西の低空に見える。
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