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Thursday, March 21, 2024

Core Ultra搭載の軽量モバイルノートが13万円台だと!? この価格でこの完成度は尋常じゃない! ~注目のイチオシノート「ASUS Zenbook 14 OLED」[Sponsored] - PC Watch

soncenos.blogspot.com

 新生活のスタートとなる4月を控え、ノートPCを新調しようと画策している人もいると思う。あるいは進級する子どもに「ちゃんとしたPC」を買い与えたいと考えつつも、できるだけコストパフォーマンスの高い機種を探していたりするのではないだろうか。

 そんな人にぜひチェックしてほしいのが、新しくなったASUSの14型ノート「Zenbook 14 OLED(UX3405MA)」(以降、Zenbook 14 OLED)だ。 CPUは最新のCore Ultraで、今やすっかりスタンダードなサイズとして定着した14型の、しかも有機EL(OLED)ディスプレイ。これがなんと13万円台からというお手頃な価格設定になっているのだ。

 仕事に勉強に、そしてエンタメに、マルチに活躍するパフォーマンスを備える最新ノートの中身と実力を早速確かめていきたい。3年前のモデル(Zenbook 13)とも比較して、今後あらゆる局面で求められる「AI性能」の違いも見てみよう。

何かとバランスがいい14型、実使用8.5時間でスタミナも十分

上品なデザインの天板

シンプルだが高級感のある天板

 画面がそこそこ大きいおかげで見やすく、それでいて持ち運びや取り回しがしやすいサイズ感にまとまったバランスの取れた14型ノートは、近年の人気カテゴリの1つ。今回のZenbook 14 OLEDもまさにそういったちょうどいいサイズ、バランスに仕上がった1台だ。

14型画面のモバイルノート

バランスのいいサイズ感の14型ディスプレイを搭載

  縦横は約312.4×220.1mmで、ほぼぴったりA4フォルダサイズ。ディスプレイを閉じたときの厚みは約14.9mmと、薄型ボディとなっている。 13型クラスのモバイルノートとほとんど変わらないバッグへの収まりの良さと、 約1.2kgという軽量さのおかげで、外出するときも無理なく携帯できる。

本体はかなり薄い

14.9mmの薄型ボディ

フットプリントは13型サイズ

14型ノートだが、以前のビジネスモバイルノートでスタンダードだった13型とほとんど変わらない収まりの良さ

 ボディは全面メタル素材の剛性感の高いもの。濃紺の「ポンダーブルー」のマットな塗装とあいまって、手触りの良さと場所を選ばず使える落ち着き感がある。

  米国防総省の物資調達基準として知られる「MIL-STD 810H」にも準拠しており、衝撃、振動、低気圧、高温、低温といった各種条件下でのテストをクリアする耐久性能を持っているため、頻繁に持ち出すような使い方にも不安はない。

マット感のあるメタル天板

剛性の高いメタルボディで、カラーは落ち着きのある「ポンダーブルー」

 実際のところどれくらい電池が持つか確認も含めて、外に持ち出したりしながら普段の仕事に使ってみた。これは後ほど詳しく紹介するが、有機ELディスプレイならではの高輝度と高発色性能により屋外でも高い視認性を発揮してくれる。キーボードも静穏で、カフェなどで鬼タイプしても周囲の迷惑にならない。

高輝度なので外でも画面が見やすく

外出先でバッテリ駆動させながら使ってみた
有機ELディスプレイは明るい屋外でも高い視認性を実現
静音性の高いキーボード。バックライト付き
カフェなど周囲に人がいるような場所でも静かに使える

 また細かいところでは、畳んだ状態で手に持って持ち運ぶときに、底面にある長いゴム脚がうまく指先にグリップし、しっかりホールドできるのも安心感があって良かった。

底面のゴム足が意外に役立つ

底面にあるゴム脚のおかげで安心して持ち運べる

 スペックシート上では75Whの大容量バッテリを搭載し、21時間以上動作するという触れ込み。動作時間は使い方にもよってくるし、実使用ではそこまでのロングライフになることはなかなかないが、 この記事執筆や画像編集、Web会議などで使ってみたところ、トータルの稼働時間はおよそ8時間30分となり、十分に1日の仕事をこなすことができた。

 夜間はスリープさせて日をまたぐ形になったり、時々負荷の高い処理をさせていたりした中でも、実質1日のビジネスアワーを丸ごとカバーできたのは優秀だ。

Core Ultraの「NPU」でAI処理が高速、高効率に

 最新世代のCPUであるCore Ultraを搭載するZenbook 14 OLEDは、下記のベンチマーク結果で示している通り、もはや実用性能は十分すぎるほど。CPU内蔵のIntel Arc Graphicsによって、ゲーム性能についてもグラフィック品質を上げ過ぎない限りはかなり満足できるレベルになっている。なお、ここでの試用機は16万4,800円のZenbook 14 OLED(UX3405MA-U7161W)だ。

試用機と比較用PCのスペック
Zenbook 14 OLED
(UX3405MA-U7161W)
Zenbook 13
OS Windows 11 Home Windows 11 Home
CPU Core Ultra 7 155H 第11世代Core i7-1165G7
GPU Intel Arc Graphics CPU内蔵Intel Iris Xe Graphics
メモリ 16GB(LPDDR5X-7467) 16GB(LPDDR4X-4266)
ストレージ 1TB(PCIe 4.0 x4、NVMe M.2 SSD) 1TB(PCIe 3.0 x2、NVMe M.2 SSD)
ディスプレイ 14型有機EL
(ASUS Lumina OLED、2,880×1,800ドット、120Hz)
13.3型液晶
(1,920×1,080ドット、60Hz)

 ここでは参考までに、約3年前に最新だった第11世代Core iシリーズを搭載するZenbook 13とも比較した。それなりにスコアに差はついているが、Zenbook 13でも実用時においてパフォーマンスが不足するシーンはあまりないだろう。だが、Core Ultra搭載で今後より大きな差として表れてきそうなポイントが1つある。それはAI性能だ。

  Core Ultraには新たにAI処理向けの「NPU」(Intel AI Boost)と呼ばれる機能が搭載されており、これによってOSやアプリケーションにおけるAI処理のパフォーマンスがアップしたり、効率よく省電力で目的を達成できるようになったりする可能性がある。

 試しにNPUに対応したアプリケーションをいくつか実行させてみた。

 まずはMicrosoft Teamsのビデオ・音声会議だ。正確にはTeamsというよりは、 Zenbook 14 OLEDが備える「AI ノイズキャンセリングマイク」「AI ノイズキャンセリングスピーカー」といったノイズ抑制やマイクの指向性処理においてNPUを活用しているようで、その分CPU負荷を抑えられる。

 下記スクリーンショットにあるように、Zenbook 13よりCPU負荷と動作周波数が低くなっていることが分かるはずだ。

AIを活用したノイズキャンセリング機能を搭載

ノイズを抑制したり、指向性を変更したりできる「AI ノイズキャンセリングマイク」機能

NPUを使うことでCPU負荷を抑制

TeamsのWeb会議をしたときの負荷の様子
TeamsのWeb会議をしたときの消費電力

 しかも、このときのCPUのパッケージ電力は概ね7~9Wで、16~20Wを示していたZenbook 13の半分程度となっている。バッテリ動作時に高負荷な処理をする場合でも電力消費が少なく済み、より長時間に渡って使い続けられるだろう。

 さらに言うと、Zenbook 13ではこのとき常に冷却ファンが動作してノイズを発生させていたのに対し、 Zenbook 14 OLEDは動作周波数や消費電力が小さいせいか冷却ファンの回転数が低い。ほぼノイズの聞こえない静かな環境で会議を続けることができるメリットがあるのだ。

 筐体サイズの差によるエアフローの違いも多少はあるだろうとは言え、ノイズで聞き取りにくくなるのを避けるため、イヤフォンをして会議する必要があるか、スピーカーのまま会議できるか、といった違いは大きい。

 Web会議に限らず、Zenbook 14 OLEDは全般的に通常の事務作業くらいでは冷却ファンはあまり動作せず(または動作してもほとんど聞こえない低ノイズで)、集中力を保ちやすいようにも思えた。

 もう1つ、NPUに対応するアプリケーションとして比較用に選んだのはオーディオ編集ソフト「Audacity」。

 こちらは音声をリミックスするモジュールを使用する際などにNPUを活用する。その一部処理にZenbook 14 OLEDのNPUを使ってみた場合と、Zenbook 13でNPUの代わりにGPUを使ってみた場合とで比べてみた。

オーディオ編集ソフトでNPUが活きてくる

「Audacity」では音声ファイルのリミックス処理を行なうモジュールを使う際にNPUを指定できる
タスク マネージャーを見てみるとNPUが効果的に使われていることが分かる
「Audacity」でリミックス処理するのにかかった時間の比較

 結果はご覧の通り、Zenbook 14 OLEDが半分以下の処理時間で完了した。このように、 Core Ultraが持つAI処理向けのNPUを活用することができれば、アプリケーションの実効速度や実行効率を格段に高めることが可能になる。

 今のところは対応しているアプリケーションや機能が限られているとは言え、将来的にはNPUを利用できる場面が増えていくことは間違いない。そうなれば外出先でもバッテリ持ちを気にすることなく、高度な作業を連続的にこなせるようになるはずだ。

高解像度、高リフレッシュレート、広色域、長寿命の有機ELディスプレイ

さすが有機EL、画面の綺麗さがハンパない

高解像度で発色性能の高い有機ELディスプレイを搭載

 次はZenbook 14 OLEDのそのほかのハードウェア面を見てみよう。まず注目したいのは「ASUS Lumina OLED」と呼ばれるディスプレイだ。本体はスペックの異なる複数のバリエーションモデルが用意されているが、いずれもディスプレイは有機EL(タッチ非対応)となっている。

  上位モデルは2,880×1,800ドット、120Hzという高解像度・高リフレッシュレートなものを採用(下位モデルは1,920×1,200、60Hz)。余裕のある広い作業スペースを確保でき、写真などを細部まできれいに表示するほか、滑らかなスクロール、ゲームにおけるすばやいレスポンスにも貢献してくれる。

リフレッシュレートは最大120Hz

画面をスクロールするときも高リフレッシュレートだと滑らかで残像少なく表示できる

 しかもDCI-P3の色空間を100%、sRGBを133%それぞれカバーするのに加え、最大輝度600cd平方/mでDisplayHDR True Black 600、PANTONE、テュフ ラインランドの各認証を取得済みという、広色域かつハイコントラストで信頼性の高いパネルとなっているのも特徴だ。

 昨今はどんな業務、どんな使い道であっても、色を正しく表現できるかどうかは重要。相手に渡したプレゼン資料内の画像が意図せず誤解の与えるような色合いになっていないか、といったところも気にしておきたいし、グラフィックデザインや動画編集であれば色彩をより厳密にチェックしておく必要がある。プライベート用途でも、動画やゲームの臨場感や満足感を高める上で、ダイナミックレンジの広い色表現が与える影響は少なくない。

色再現度の高さもウリ

動画視聴時にも正しい色合い、制作者の意図に近い色合いになっていれば、体験の満足度は上がる

 ただ、有機ELはディスプレイとしての寿命が気になる、という人もいるかもしれない。有機ELは、同じ画像を表示し続けると焼き付きを起こし、残像のように見えてしまう特性を持っているからだ。しかし、ASUS Lumina OLEDではそのあたりもしっかりフォローしているので安心できる。

  焼き付きを防止、もしくはそのリスクを低減するために、常に同じ画像を表示し続けないようにする「ASUS OLED Care」のような仕組みを用意しているほか、保証期間内(1年間)であれば万が一焼き付きや破損などが発生しても無償交換してくれるサービスが付帯する。

有機ELの焼き付きをケアする機能を搭載

「ASUS OLED Care」により有機ELディスプレイの焼き付きリスクを低減

 そしてディスプレイガラス自体には通常の6倍強いとされるCorning Gorilla Glass NBTが使われている。物理的な破損に対しても不安の少ない設計になっているのも、Zenbook 14 OLEDならではの安心材料だ。

装備は万端、タブレットをセカンドモニターにするツールも

 ところで14.9mmという薄型ボディではあるものの、Zenbook 14 OLEDはインターフェイス類にも不足はない。右側面にはThunderbolt 4ポートを2個備え、最大40Gbpsの高速なデータ転送や高解像度の外部ディスプレイ接続が可能。もちろんUSB PDによる急速充電にも対応している。

高速なThunderbolt 4を2基装備

右側面にはThunderbolt 4×2とHDMI、ヘッドセット端子
左側面にはUSB Type-Aポート

 HDMI出力端子とUSB 3.2 Gen 1(USB 3.0)ポートも用意されていて、幅広い周辺機器との接続性は確保した。ただし、Zenbook 14 OLEDの旧モデルにはあったmicroSDカードスロットは省かれている。

  メモリは下位モデルでも16GB、最上位モデルは32GBとたっぷりで、ネットワークはWi-Fi 6Eに対応する。内蔵カメラは207万画素、かつWindows Helloの顔認証に対応しており、ビジネス向けにもきちんとマッチする快適かつセキュアな仕様だ。

 ここで特にエンタメ向けの装備として1つ紹介しておきたいのが、新設計となった内蔵スピーカー。1W×2のharman/kardon監修のステレオスピーカーというのは従来と同じだが、「スーパーリニアスピーカー」によってさらにクリアで迫力の増したサウンドになっている。

音質に優れたharman/kardonのスピーカー

harman/kardon監修のスピーカーを内蔵する
スピーカーは底面両サイドに

 動画配信サービスの映画を視聴してみると、Dolby ATMOS対応ということもあり、中~高音域は輪郭のくっきりしたシャキッと感のある音。人の息遣いやバックグラウンドのささいな効果音も余さず表現している。低音域もこの薄型ボディなのに健闘している。これなら仕事が終わった後のプライベートな時間も充実させられそうだ。

ノートPCにしては上質なサウンド

映画のサウンドも低音域から高音域まで重厚かつクリア

 あと、ソフトウェアについても1つ紹介しておきたいものがある。PCを仕事でもプライベートでもフル活用できるようにする、Intel提供のツール「Intel Unison」だ。

 これは、PCとスマホとの間でファイルを簡単に送受信したり、PCからスマホ内の画像を閲覧したり、スマホを操作することなくPCから電話をかけたり受けたりと、さまざまな連携を可能にするもの。

Intel Unisonを使えばスマホと連携可能

PCとスマホの連携を可能にする「Intel Unison」

 オフィスでの仕事中はスマホを使いにくい場合もあるだろうし、PCで作成したデータをスマホにすばやくコピーしたいと思うとき(もしくはその逆)もある。また、PCを操作しながらスマホを介した通話ができれば、手間が省けて都合がいいはずだ。

スマホに無線でファイルを転送可能

PCとスマホの間で高速にファイルの送受信ができる

 さらにタブレットと連携した場合は、タブレットの画面をPCのセカンドスクリーンにすることもできるため、Zenbook 14 OLEDを手っ取り早くマルチモニター化できてしまう。同様の機能を実現するアプリはほかにもあるが、有料のものが多く、無料で使えるこうしたメーカー公式アプリはかなりありがたい。出先でマルチモニター環境を構築するときにもガンガン活躍させたいところだ。

タブレットでデュアルディスプレイを構築

タブレットがPCのセカンドスクリーンに早変わり
Zenbook 14 OLED(UX3405MA-U7161W)のスペック
OS Windows 11 Home
CPU Core Ultra 7 155H
(16コア22スレッド、最大4.80GHz、Processor Base Power 28W)
GPU Intel Arc Graphics(CPU内蔵)
メモリ 16GB(LPDDR5X-7467)
ストレージ 1TB(PCIe 4.0 x4、NVMe M.2 SSD)
ディスプレイ 14型有機EL(ASUS Lumina OLED、2,880×1,800ドット、120Hz)
インターフェイス Thunderbolt 4(USB Type-C)×2、USB 3.2、HDMI出力、ヘッドセット端子
通信機能 Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3
カメラ 207万画素(Windows Hello顔認証対応)
サウンド ステレオスピーカー(スーパーリニアスピーカー、Dolby ATMOS対応)
キーボード 84キーJIS配列キーボード
バッテリ リチウムポリマー
バッテリ駆動時間 約21時間
バッテリ充電時間 約2.1時間
同梱品 ACアダプタ(最大65W)
サイズ 約312.4×220.1×14.9mm
重量 約1.2kg

ウルトラなスペックにウルトラな価格設定

 Core Ultra搭載でメモリも十分に積んで実用性能は十分なうえに、ハイスペックなディスプレイと次の時代を見据えたAI性能を兼ね備え、まさしくウルトラな実力を持つZenbook 14 OLED。 下位モデルはCore Ultra 5 125H/16GBメモリ/512GB SSDで13万4,800円と、魅力的な価格だ。

 そのほかに、今回試用したCore Ultra 7 155H/16GBメモリ/1TB SSDのモデル(16万4,800円~)と、最上位のCore Ultra 9 185H/32GBメモリ/1TB SSDのモデル(19万9,800円~)もラインナップ。20万円でハイエンドに近いCore Ultraマシンを手に入れられるというのも、ちょっと驚きではある。

 私生活が一新するのに合わせたノートPCデビューに、もしくは古くなったノートPCの買い替えに、最新のCore Ultra搭載モデルはまさに今絶好のタイミング。スタンダードな使いやすい14型のZenbook 14 OLEDで、2024年度のスタートを決めてみてはいかがだろうか。

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