2022/10/30 14:36 ウェザーニュース
30日(日)15時現在、大型の台風22号(ナルガエ)は南シナ海を西に進んでいます。
沖縄からは離れる予想ですが、台風の周囲を取り巻く湿った空気が流れ込む影響で、明日31日(月)以降は大雨に警戒が必要です。
▼台風22号 10月30日(日)15時
中心位置 南シナ海
大きさ階級 大型
強さ階級 //
移動 西 20 km/h
中心気圧 990 hPa
最大風速 23 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 35 m/s
» 最新の台風情報
沖縄は50mm/h超の非常に激しい雨のおそれ
明日31日(月)は沖縄の南海上に前線が発生し、台風の周囲を取り巻く湿った空気が流れ込む見込みです。
前線の活動が活発になって、周辺では雨雲が発達しやすくなります。雨雲が島にかかると局地的には1時間に50mmを超えるような非常に激しい雨が降る予想です。
明後日11月1日(火)にかけて前線の影響を受けて断続的に雨が降るとみられます。総雨量も増えて大雨となるおそれがありますので、道路冠水や河川の急な増水、土砂災害などに警戒が必要です。
» ピンポイント天気予報
予報円の大きさは「強さ」や「大きさ」とは関係ない
今回の台風は進路図に破線の円で示された「予報円」が週末以降に非常に大きくなっていることが特徴です。11月1日(火)15時の中心位置の予想は、気象庁の台風予報の中では5段階の最大の大きさ(Cランク)となっています。
この予報円の大きさは、台風の強さや大きさを示しているのではなく、進路の不確実さの度合いを表しています。
気象庁の現在の定義では、予報円は台風の中心が70%の確率で入ると予想される範囲を示していますので、この円が小さいと予報の信頼度が高い、この円が大きいと予報の信頼度が低いと読み取ることができます。
台風情報を正確に理解して、適切な防災行動・避難行動をとれるようにしましょう。
10月もまだ発生数が多い
10月前半は台風の発生は落ち着いていましたが、後半に入り一気に台風が発生し、台風22号は今月4つ目の台風となりました。
10月の台風発生数の平年値は3.4個ですので、台風シーズンはまだ続いています。11月に近づくにつれて本州付近に影響を及ぼす台風は少なくなる傾向ですが、まだ油断はできません。
台風の名前
台風の名前は、国際機関「台風委員会」の加盟国などが提案した名称があらかじめ140個用意されていて、発生順につけられます。
台風22号の名前「ナルガエ(Nalgae)」は北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が提案した名称で「つばさ」を意味する言葉からとられています。
参考資料など
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防災情報
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台風豆知識
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