【はじめに】
フード・ロス(food loss)/フード・ウェイスト(food waste)とは、食べることができるのに廃棄されてしまう食品、あるいは食品化される過程で発生する廃棄物や食品化後に発生する売れ残りや食べ残しなどによって廃棄される食品のことを指すことばです。どんな理由によるにせよ、可食部分を「ロス」や「ウェイスト」にすることなく、できるだけそれを減らす/なくす、という取り組みは、持続可能な社会を目指す私たちにとって、ますます重要な課題になっています。こうした問題意識のもとに、この連載では、わが国での、このためのいろいろな取り組みを取材し、紹介していきます。
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“おしゃれ”が解決する
──農林水産省が公表した日本の食品ロス量は年間600万トン(平成30年度推計値)です。そのうち、半分近くが家庭ゴミです。“私ひとりが捨てたって”といった意識のアキュミュレーションが252万トンという数字になっています。“ひとりの力”が大事ないま、森さんならどう取り組みますか?
「伝えたいことって、伝えたい側が楽しんでないと伝わらないと考えています。いま、キッチンカーを同年代の女性たちと一緒にやっていて続けてられるのは、やっぱり楽しいから。
たとえば、収量が増え、食べられるのに廃棄しなくてはいけない玉ねぎをつかってメニュー開発したときに、料理には使わなかった玉ねぎの皮がたくさん余ったんです。で、みんなで捨てるのはもったいないよねって相談した結果、皮を使って自分たちがその日に着たTシャツを草木染めしました。玉ねぎの皮って、すごくキレイな黄色に染まるんですよ。タイダイ染めにしたりして、あれは楽しかったな〜。
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