実技を重視「ものつくり大学」の教育
従来の理工科系大学とは違い、実技を重視し、知識と技術を兼ね備えた人材の育成を目指す「ものつくり大学」。日本の産業を支える「テクノロジスト」(技能の分かる技術者)の育成に努めている。
2001年に開学した「ものつくり大学」(埼玉県行田市)は、理論と実技を融合したカリキュラムと少人数教育により、実践的な力を育む4年制工科系大学だ。技能工芸学部の2学科(総合機械学科・建設学科)と大学院の1研究科(ものつくり学研究科)で構成されている。
国や産業界からの要請を背景に設立された同学の目的は、理論だけではなく高度な技能を併せ持つテクノロジスト(技能の分かる技術者)の育成にある。そのため、従来の学理を重視する工科系大学とは異なり、講義と実技の比率が約4:6となっており、教員1人当たりの指導学生数も8人と、全国屈指の少人数教育を実現している。
実践的なインターンシップ制度を設けている点も特徴的だ。2年次と4年次に約40日間(最長80日)という長期間、企業でさまざまなことを学ぶ。受け入れ企業もこれまで延べ6000社を超え、機械や建設などの先進分野から宮大工といった伝統的分野まで多岐にわたっている。このように実践を重視する幅広い教育の成果として、創立以来の就職率が平均96%以上という高さを誇る。
最先端の教育設備、加速するICT教育に対応
もちろん、学生の技能を磨くための先進的な教育環境の整備にも力を入れている。小型の3Dプリンターを1人1台そろえ、ロボット、マイクロマシン、先端機器を製作する加工設備、溶接設備、実験設備、最新のソフトウエアなど、最先端の教育設備を用意している。
技能工芸学部総合機械学科教授の松本宏行氏は、「多くの機械や素材、ソフトウエアに触れることで、あらゆることを組み合わせて発想できるようになり、どの産業に進んでも柔軟に対応できます」と、その意義を話す。
そしてICT教育の加速により多様なソフトウエアを使用する機会も増えたことから、同学では新入生に推奨するPCとして、新たな機種を決めた。
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