大阪ニュース
2021年10月3日
必要な分だけ計量して販売する「量り売り」(バルクショップ)の取り組みが大阪府内でも進んでいる。プラスチックの容器などを使わず、環境にも配慮した販売方法として、府では専用のウェブサイトを10月から開設するなど普及に努めている。
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| ナッツやオリーブオイルなどを量り売り(バルクショップ)する「fu tai」=大阪市福島区 |
大阪市福島区内の小さなバルクショップ店「fu tai」(フウタイ)。店の中央に置かれた机の上には塩や豆、ナッツなどの乾物が並ぶ。訪れた客は袋や瓶などを持参し、20グラムから自分の好みの量を選んで買い求めることができる。
海洋プラスチックごみ問題に興味を持っていた店長の杉山絵美さん(34)。削減の取り組みの一つとしてバルクショップのことを知ったという。「早速、購入してみようと大阪府内で店を探したのだが、少なかった」。そこで6月、自らが店を立ち上げた。
並べた商品は約30種類。本業もあり、開店日が不規則であるため、保存の利く乾物が中心となっている。コーヒーの殻や果肉を乾燥させたお茶など珍しい品物も。ごみ問題だけでなく、フェアトレードやオーガニックなど社会問題にも配慮した商品を選んでいる。
開店して約3カ月。当初は入れ物を持参する方式が受け入れられるかと危惧していたが、少しずつリピーターも増えている。杉山さんは「中にはこういう店を探していたというお客さまも。自分と同じ思いの人がいたんだと思った」と笑顔を見せる。
フウタイの階下にあるコーヒーとジョージアワインの店「IMEDI」(イメディ)では杉山さんに触発されて10月からバルクショップを始める。コーヒー豆を包む容器を使い捨ての紙製から、希望者にはリユースできる缶に変更。池田典也代表(61)は「環境問題に対して意識の高い人からの反応は上々。良い取り組み」と意欲を見せる。
一方、バルクショップをビジネスの面でも前向きにとらえる事業者も。同区内で日本全国のクラフトビールを販売する「Brew Go?」(ブリューゴー)では炭酸が抜けにくい専用の瓶などに希望の量だけ入れる量り売りをしている。オーナーの保田パトリックさん(28)は容器削減だけでなく「家飲み需要も増える中で、他の酒販店との差別化ができる」と話す。
徐々に広まるバルクショップに府では10月から特設サイト「Osakaほかさんマップ」を開設。容器やボトルを持参して買い物ができる府内約500件の店、スポットを紹介する。自身の店もサイトに登録している杉山さんは「サイトをきっかけに利用者が増え、多くの店が取り組むようになれば」と希望を抱く。
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