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Monday, August 9, 2021

【検証 森保ジャパン4強】(下)必要な「世界に負けない個」の先 - スポーツ報知

 メキシコに1―3で敗れた3位決定戦後の取材エリア。胴上げに沸く相手を横目に、MF田中碧は「デュエル(1対1の強さ)だの戦うだのは彼らは通り過ぎてる。チーム一体でどう動いて、勝つかに変わってきている。僕らはサッカーを知らなすぎる。1対1をし続けている」と世界との差を痛感していた。

 デュエルにスピード。日本の個のレベルは格段に上がり、メキシコにも劣らなかった。A代表経験者は15人、五輪前時点の海外組は10人。東京五輪世代はイングランドやブラジルなど海外遠征を重ね、世界基準の強度を10代の頃から体感してきた。オランダで活躍していたDF板倉滉は「アヤックスのFWの方が強い」と言うように、フランスやスペイン相手にも個で崩される場面は少なかった。

 だが、メダルがかかった準決勝以降はレベルが数段階上がった。高い技術に裏付けされたビルドアップなど組織の強さでスペインに屈し、メキシコにはセットプレーから3失点を喫した。優勝したブラジルに至っては、38歳DFダニ・アウベスが全6試合にフル出場するなど、「個」でも日本人のレベルをはるかに超えていた。反町康治技術委員長は「(強豪国とは)近づいてるが、足りない部分がたくさんある」と語った。ホームアドバンテージを含めても、4位は妥当な結果だった。

 A代表だけでなく、世代別代表でも世界大会で16強の壁を破れない状態が続いている。これまで日本は世界に負けない個を意識し、上を見つめて日本のレベルを上げることだけを意識してきた。だがメキシコの相手の隙をつく勝負強さも、W杯で7大会連続で16強で敗れた経験から学んで身につけたもの。自分たちのサッカーではなく、相手の状況を見て、「勝つサッカー」を監督、選手全員で突き詰めなければいけない。今夏も田中やMF三笘薫、FW林大地らが海外へ移籍を果たし、今後も「個」のスキルは高まっていく。カタールW杯まで1年3か月。8強を目指す戦いは新たなステージに入った。(特別取材班)=終わり=

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