2021/09/01 06:29 ウェザーニュース
災害の際には「非常食」が重要な役割を果たします。なかでもカップ麺は長期備蓄も可能で手軽なアイテムですが、調理に必要な温かいお湯が確保できない場合も考えられます。そんなときに役立つのが、警視庁警備部災害対策課が公式Twitterで発信している「非常食を少ない水と火で食べられるようにする」方法です。
災害時に役立つ「非常食の豆知識4選」を、災害対策課の公式Twitterから紹介しましょう。
「市販のパスタを水に漬け、クタッとさせて調理する技です。災害時などに、ガス・電気・水の節約につながるテクニックです。
パスタを4時間水に漬けた後、茹(ゆ)でずに、薄切りしたハムとタマネギ、ケチャップで1分間炒めて、ナポリタン風にしました。歯応えがよく、想像以上のおいしさでした」(災害対策課)
「まず、カップうどんを水で作ると何分かかるのかを実践してみました。節水を考えて、通常よりも水を少なめに注ぎました。30分待ちましたが、麺はまだまだ硬い。その後、10分おきに麺をつついて確認すると、最終的には60分後になりました。
硬さは残りますが、災害などでお湯が使えない状況でも十分に食べられることが分かりました。
麺に味の付いたカップラーメンは、水を注いで15分。麺は少しかためでしたが、スープもちゃんとしみ出して、味も驚くほど“いい感じ”でした。試食した隊員の家族からも『冷やしラーメンみたいでありだよ、あり!』との感想が上がりました。
カップ焼きそばは災害時を想定し、カップに注ぐ水の量は少なめで、麺が隠れる程度に入れました。20分待ち、液体ソースをからめて完成です。注いだ水が少ない分、いわゆる『湯きり』で流す水の量は少なくてすみました。麺の固さと味はバッチリでした」(災害対策課)
「野菜によって栄養を補うため、非常食のアルファ化米(白米)に常温の野菜ジュース、トマトジュースを入れて、リゾット風に作ってみました。
1時間くらいで米の芯もなくなり食べられるようになりました。粉チーズを混ぜれば子どももおいしく食べられると思います」(災害対策課)
「備蓄していたアズキ缶を買替えるタイミングで、期限切れの近い乾パンと一緒にお汁粉を作ってみました。鍋にアズキと水を入れ、少し煮立ったら乾パンを投入します。
グツグツ煮込んで15分。乾パンはやわらかくなったもの、芯が堅いままのもの、いろいろでしたが、味は『いいね!』といえるものでした」(災害対策課)
公式Twitterのアカウント名は「警視庁警備部災害対策課」(@MPD_bousai)です。どのツイートも実際に災害現場へ派遣された隊員の実体験などに基づきながら、災害時に役立つ知識やグッズが、わかりやすい言葉で写真も添えて紹介されています。日ごろから発信された情報に注目し、いざというときの役に立ててください。
からの記事と詳細 ( 水でカップ麺が作れる!? 災害時に役立つ非常食の豆知識4選 - ウェザーニュース )
https://ift.tt/38uBGzW
No comments:
Post a Comment