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Monday, July 19, 2021

道内猛烈な暑さ 札幌21年ぶり猛暑日 20日も熱中症注意|NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp

19日の道内は高気圧に覆われて各地で猛烈な暑さとなり、札幌市では21年ぶりに35度に達し猛暑日となりました。20日も各地で気温が上がると見込みで、引き続き熱中症への十分な注意が必要です。

札幌管区気象台によりますと、道内は19日も高気圧に覆われて晴れ、各地で気温が上がりました。
日中の最高気温は、▼上富良野町で35.7度、▼日高町で35.5度、▼芦別市と足寄町、それに新得町で35.4度などとなりました。
また、札幌市でも35度まで上がり、平成12年以来21年ぶりの猛暑日となりました。
19日、道内では、173ある観測地点のうち11地点で猛暑日となったほか、113地点で真夏日となりました。
20日も道内は高気圧に覆われて晴れるところが多く、日中の最高気温は、▼旭川市で33度、▼帯広市で32度、▼函館市で31度、▼札幌市で30度などと予想されています。
引き続き熱中症に十分な注意が必要で、▼水分をこまめに補給し汗をかいた場合は塩分もとることや、▼外出する場合はできるだけ日ざしを避け、▼室内ではカーテンなどで日ざしを遮り扇風機やエアコンを適切に使用してください。
一方、気象台によりますと、気温の上昇にともなって十勝地方を中心に大気の状態が非常に不安定となっています。
十勝地方北部では局地的に雨雲が発達し、いずれも降り始めから午後5時までで津別町では55ミリ、足寄町では41ミリの雨が降りました。
気象台は、土砂災害、河川の増水や氾濫や竜巻などの激しい突風、落雷、それにひょうに注意するよう呼びかけています。

【猛暑日の札幌では】
21年ぶりに猛暑日となった札幌市の中心部では、帽子をかぶったり、日傘をさしたりして強い日ざしを避けながら歩く人の姿が多く見られました。
また、扇子であおいだり、木陰で休んだりして暑さをしのいでいる人もいました。
札幌市の50代の男性は「あまりにも暑いので朝、水風呂に入って体を冷やしてから外出しましたが、帰ったらまた入ろうと思います。このところ30度を超える日が続いているので、北海道も温暖化で暑くなっているのではないでしょうか」と話していました。
また、札幌市の10代の専門学校生の女性は「とっても暑いです。ふだんは日傘を使いませんがきょう、初めて使いました」と話していました。
そして、20代の女性は「暑くて家にいられなかったのでカフェに行って涼んでいました」と話していたほか、女性の息子の2歳の男の子も木陰で遊びながら「暑いです」と話していました。

【自動火災報知設備の誤作動多発】
札幌市消防局によりますと、連日の暑さで、市内では自動火災報知設備の誤作動が多発しているということです。
自動火災報知設備は、火災を感知するためにアパートの屋根裏などに設置されていますが、特に木造のアパートで強い日差しを受けると屋根裏の温度が高くなり、火災が起きていなくても作動してしまうことがあるということです。
札幌市では連日、厳しい暑さが続き、自動火災報知設備の誤作動が18日だけで160件起きていて、16日から18日までの3日間では247件にのぼるということです。
札幌市消防局は、今後も気温が高い日には同じような状況が予想されるとしたうえで、設備が作動しても慌てずに煙や火が出ていないかを確認し、判断に迷う場合は通報してほしいと呼びかけています。

【日本海側中心に暑さ続く】
札幌管区気象台は19日、来月2日までの気温の見通しを発表し、日本海側を中心に気温が平年よりかなり高くなる見込みだとしています。
気象台によりますと、道内では日本海側で気温が平年よりかなり高い日が続いていて、今月末までは、暖かい空気に覆われやすいため最高気温が35度以上の猛暑日となるところもある見通しだということです。
気象台は、熱中症の危険が高い状態が続くとして、体調管理に十分注意するよう呼びかけています。
一方、気象台は、先月21日から今月15日までの道内の降水量について、▽留萌や紋別で平年の10%以下、▽札幌や稚内、岩見沢で平年の20%以下、▽帯広や網走などで平年の30%以下などと広い範囲で渇水傾向にあり、まとまった雨は、今月下旬以降となる見込みだして、農作物の管理に注意するよう呼びかけています。

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