iPadでSplit Viewを利用中にフロントカメラを利用可能にするAPIが、Zoomにのみ認められており、APIの利用申請手順が公開されていないことが分かりました。
APIの利用申請手順は非公開
Appleが、iPadのマルチタスク機能Split View使用中にフロントカメラを使えるようにするAPIを、ビデオ会議サービスのZoomに提供していることをデベロッパのジェレミー・プロボスト氏が発見しました。
Split View使用中のフロントカメラの利用が可能なアプリは、AppleのFaceTimeのみです。
プロボスト氏がZoomに確認したところ、Appleは同APIを利用するための申請手順を公開しておらず、AppleがZoomに特例的に認めていたことが分かりました。
プロボスト氏は、APIの利用許可を得るためのプロセスが明示されておらず、特定のアプリにのみ許可されるのは、Appleの「すべてのデベロッパを平等に扱っている」という主張と矛盾するのではないか、と疑問を呈しています。
新型iPad Proのセンターフレームは他社製アプリにも対応
iPadのフロントカメラといえば、新型iPad Proには、ビデオ通話中の被写体の人物を追跡し、被写体が移動した時やフレームに他の人が入った時に自動で画角を調整する「センターフレーム」機能が搭載されています。
Appleはセンターフレーム機能について、FaceTime以外のビデオ会議アプリに対応すると発表しています。
Source:THINK TAP WORK via 9to5Mac
Photo:Apple
(hato)
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