72を予定運用利回りで割ると、運用資産が2倍になるまでの必要年数を出すことができる。これを一般的に「72の法則」と呼びます。この法則の使い方をご紹介します。
元本が2倍になる運用期間を知る
72の法則とは、金融商品に投資する際、金利の複利効果で元本が2倍になる運用期間を概算で求めるための法則です。計算式は、 【72÷金利(%)=運用期間(年数)】 長期の運用で資産形成をする際に知っておくと便利な法則です。 例えば、元本100万円を年利3%で複利運用した場合、元本が倍の200万円になるまでに必要な運用期間を算出してみます。【72÷3=24】答えは24年。 参考までに金利1~5%のそれぞれの期間は以下のようになります。 1%複利の場合……72÷1=約72年 2%複利の場合……72÷2=約36年 3%複利の場合……72÷3=約24年 4%複利の場合……72÷4=約18年 5%複利の場合……72÷5=約14.1年 2021年3月1日現在の銀行の定期預金(3年)の金利は、とあるネット銀行で0.3%でした。この金利で現在の定期預金が倍になるまでの運用期間を算出すると【72÷0.3=240】、なんと240年という気の遠くなる結果になりました。 定期預金は資産を増やす目的では期待できないことがこれでわかります。このように金融商品が運用目的に合っているかどうか判断するツールとしてもこの法則は役に立ちます。
一定の運用期間で元本を2倍にするために必要な金利を知る
例えば、手元の資金を20年で倍にしたいと思ったとき、金利を何%で運用すればよいか知る場合にもこの法則が使えます。 上記の【72÷金利(%)=投資期間(年数)】 から 【72÷投資期間(年数)=金利(%)】という式を導きだすことができますので、【72÷20=3.6】となりました。20年で資金を2倍にするには3.6%の金利が必要ということです。 10年の場合……72÷10=7.2% 15年の場合……72÷15=4.8% 20年の場合……72÷20=3.6% 25年の場合……72÷25=2.8% 30年の場合……72÷30=2.4% 例えば、老後のための資金づくりをする際には、手元の資金、必要な時期、運用できる期間から金利を導くことができます。 上記で72の法則を使って5年ごとの必要金利を算出しました。運用期間が長ければ、金利が低くてリスクも低く設定されている金融商品で運用が可能になります。
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