レンズに刻まれた数字すら排除したシンプリシティー。
6月12日にウィーンで行われる、世界最大級のカメラの競売Leitz Photographica Auctionが38回目を迎え、そこに元Appleのジョナサン・アイブとマーク・ニューソンが作ったライカの試作品が出品されます。
このカメラはアルミ製のボディーで、レフ板の如く輝きます。レンズはライカの「アポ・ズミクロンM f2/50mm ASPH」が使われますが、本来あるはずの数字や記号、はたまた指で回転しやすくさせるギザギザもなく、ツルっとしているのも目を引きます。
今回のカタログの表紙にもなっていることから、どれほどの目玉商品なのかが見て取れますね。
かつては2億円近くで落札されたことも
実はこのカメラ、2013年に行われたエイズ撲滅基金の (RED)チャリティーオークションにて、約1億9,600万円で落札されたことがある超絶レアな逸品だったりします。世界的に有名なデザイナーふたりによる最終段階のプロトタイプなので大変希少なコレクターズアイテムなのです。
とはいえ、公式サイトでは競売の開始価格が約1,300万円で、推定落札価格が約2,600万~3,250万円とあります。でも実際はもっと行くでしょうね。
個人で入札する人だってもちろんいるでしょうけども、カメラやコンピューター関係の企業がゲットする可能性もあります。一体誰の手に渡るのか、気になるところです。
Source: Instagram via Leitz Photographica Auction via uncrate
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