FBS福岡放送
福岡市のデパートに31日、新たな書店がオープンします。特徴は、店に入るために「入場料が必要」なことです。苦境に立たされた百貨店の新たな一手、その狙いとは。 福岡市・天神の岩田屋本店7階にオープンするのは書店「文喫」です。東京に次いで2店舗目で、普通の書店との違いは入場料がかかることです。 澤田アナウンサー 「ここから有料エリアですと書いてある。特別な感じがある。入ってすぐずらっと本が。入場料1650円で時間制限なく1日中、本を読むことができコーヒーや煎茶も飲み放題です。もちろん、代金を払って本を買うこともできます」 店内を歩いてみると・・・ 澤田アナウンサー 「平積みだが全部違う本」 日本出版販売 武田さん 「すべて1点1冊となっている」 通常の書店では、同じ本が平積みされていますが、文喫では1タイトルにつき1冊のみ。一見、無造作に並べているようですが、これにも狙いがあります。 日本出版販売 武田さん「普通の本屋さんでは同じものが並べられていると思うが、ここでは例えばイカの本があって、そこからサメの本、サメに興味あるかなと思ったら今度はタツノオトシゴであったり」 次から次へと手に取った本に関連する本が出てくる仕掛けです。その数。およそ3万5000種類。 日本出版販売 武田さん 「(入場料は)それなりにハードルはあると思っていますが、思いもよらない本との出会い、1日過ごしていただける本のテーマパーク的な感覚で価値は提供できると思う」 この書店を誘致した岩田屋は。 岩田屋三越 重松さん 「お客様のニーズを考えたときに、これからは学びというテーマは重要なワードになってくるので、今まで提供できていなかったような新しい施設を作った」 フロアでは、岩田屋が主催する料理やダンスなど300種類以上の講座が有料で受けられます。講座で得た知識をさらに本で深めるという利用者の回遊性を期待しています。岩田屋は新型コロナの影響やインターネット通販の拡大でデパートの来店者数が伸び悩む中客に体験を提供する「コト消費」を強化したい考えです。 岩田屋三越 重松さん 「こういう時代だが、そのお店に行きたいと思ってもらえるような 行ったら楽しいなと思っていただけるような店作りをしていきたいと思っています」 学び体験をテーマにした岩田屋本店の新しいフロアは31日オープンする予定です。
からの記事と詳細 ( 入場料が必要な書店が福岡市にオープン 狙いは(FBS福岡放送) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/3wesoTc
No comments:
Post a Comment