【3月31日 AFP】エジプトのアブデルファタハ・シシ(Abdel Fattah al-Sisi)大統領は30日、巨大コンテナ船の座礁でスエズ運河(Suez Canal)が約1週間通航不能となったことを受けて、再発防止に必要な装備を調達する方針を明らかにした。
巨大コンテナ船「エバーギブン(Ever Given)」は23日に座礁。1週間近く航路がふさがれ、計425隻が立ち往生した。エバーギブンは29日に離礁し、同日夜に通航が再開した。
シシ氏はスエズ運河庁(SCA)本部がある北東部イスマイリア(Ismailia)を訪問。再発防止に必要なすべての装備を調達すると発表した。
シシ氏は具体的な品目を明らかにしなかったが、SCAのオサマ・ラビ(Osama Rabie)長官は先に、しゅんせつ船と新しいタグボートが必要との見解を示していた。
エジプト当局は今回の離礁成功について、同国の技術力とサルベージ能力の高さを証明するものだとアピールしている。(c)AFP
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