ＮＡＳＡ＝アメリカ航空宇宙局は、来月上旬にも宇宙空間で初めてとなるヘリコプターの飛行を火星で実施するとして詳細を発表しました。
こちらは、日本語で「創意工夫」という意味を持つヘリコプター「ＩＮＧＥＮＵＩＴＹ」の火星での飛行をイメージした映像です。
火星探査車「パーシビアランス」に格納されている重さおよそ１．８キロのこのヘリコプターは、早ければ来月８日前後に地球以外の惑星の大気中を動力飛行する最初の機体となる予定です。１回目の飛行ではおよそ３メートルまで上昇し、短時間ホバリングした後、着陸する計画です。
火星には地球の１％ほどの大気しか存在せず、揚力を得ることが難しいため、ローターが地球上での７倍程度に相当する毎分２４００回転する必要があり、その動力は機体上部の太陽電池で賄います。
ヘリコプターにはライト兄弟が開発した飛行機に使用された「布」の一部が積載されているということです。（24日08:37）
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