東北 2日は氷瀑に雨 大雨・雪崩・強風・高波に注意 夕方から吹雪も
2021年03月01日14:45
2月27日、山形蔵王の中腹を流れる仙人沢では凍りついた滝が碧くそびえていました。あす3月2日の東北地方は春の嵐。標高の高い山でも降り始めは雨で、雪崩に十分な注意が必要です。福島県内では激しい雨や雷雨の所もあるでしょう。風も強まるため海上を中心に大荒れの恐れがあります。夕方以降は日本海側は雪にかわり、吹雪く所もある見込みです。夜はグッと冷え込むでしょう。
2日は低気圧が発達しながら東北地方を通過
2日の東北地方は荒れた天気になる恐れがあります。低気圧が発達しながら通過するためです。時間とともに注意すべきことがかわりますので、順を追ってポイントをまとめます。
朝は三陸沖で強い南風 海上はシケ
画像は2日午前6時の雨や雪、風の予想です。風の強さを表す矢羽根に注目してください。矢の棒の向きが風の吹いてくる方向を、矢の羽の多さが風の強さを表します。三陸沖を中心に南風が強く、海に突き出した宮城県の石巻周辺でも風が強まる見込みです。太平洋側では次第に5mの高波となりますので、強風や高波に十分注意が必要です。雨の範囲も通勤・通学の頃には日本海側や北部から広がる見込みです。
昼前後が雨のピーク 福島県中心に激しい雨や雷雨も
雨のピークは2日昼前後で、東北の広い範囲で雨が降るでしょう。標高の高い山でも雨になるため、雪崩や雪解けによる浸水にご注意ください。福島県を中心に昼過ぎから夕方にかけて雷を伴う所もある見込みです。短時間に降る激しい雨や、落雷、突風にも注意が必要です。
夕方からは寒気流入 日本海側中心に雪や吹雪
2日夕方以降は日本海側の降水が雨を表す青系から雪を表す緑やオレンジになり、雪に変わるのがわかります。風も北または西寄りの冷たい風に変わり、沿岸を中心に吹雪く所があるでしょう。太平洋側も内陸を中心に雪雲が流れ込み、夜は一気に冷え込む見込みです。
今週は寒暖差が激しい
今週は気温の変化も大きくなります。2日昼頃までは気温が高く、4月並みの所が多くなる見込みです。ただ、雨や風で体感温度は数字より低く、夜は震える寒さに変わります。マフラーなどを準備しておいてください。3日は日中もこの時期らしい寒さに戻るでしょう。その後も三寒四温で季節が進みます。今週後半はしばらく気温が高めでも、日曜日にはぐっと冷えるでしょう。体調管理にお気をつけください。
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