大学と専門学校の違い
●授業の内容 大学は、学術的な研究を行う高等教育機関で、幅広い教養を身につけることができます。一方、専門学校は職業に直結する知識や技術を習得するための高等教育機関といえます。 そのため、4年制大学では1・2年で教養教育を、3・4年で専門教育を主に受けます。専門学校は総授業数の8割程度が専門教育です。 ざっくり表現すると、大学は「幅広い教養と専門知識を身につけ、考える力を養うところ」、専門学校は「専門的な知識・技能を身につけ即戦力を養うところ」といえます。 ●履修科目 大学では原則として自由に科目を選択して履修できます。専門学校では、あらかじめ用意された科目を受けます。また、大学は単位制ですが、専門学校は主に時間制を採用しています(平成24年より単位制の学科の設置も可能です)。 大学設置基準によれば、大学を卒業するには、4年以上大学に在学し、124単位(1単位=45時間の学修)以上を修得することが必要です。専門学校では、年間800単位時間以上の授業時数が必要です。 ●修業年数 大学は医学部・薬学部は6年制ですが、それ以外は4年制です。専門学校は1年制から4年制まであります。医療系の学科は3年以上です。 ●学歴 大学では卒業者に「学士」の学位が与えられます。一定の条件を満たした場合、2年制以上の専門学校では「専門士」、4年制では「高度専門士」の称号が与えられます。「専門士」は大学2・3年への編入学資格、「高度専門士」は大学院の入学資格となります。 ●入試制度 専門学校の一般入試は、医療系や3・4年制の学科では学科試験を課すことがありますが、基本的には、学科試験はなく書類選考と面接の場合が多いです。大学に比べ、入試の時期も早く、一般入試の出願は11月1日からです(都道府県により異なる)。 ●高等教育の修学支援新制度 給付奨学金と授業料等の減免がセットになった高等教育の修学支援新制度は、大学であればほぼ対象校となっていますが、専門学校では6割程度です(令和元年9月)。 ●初任給 東京労働局職業安定部職業安定課(令和2年2月)の資料によると、大学の求人初任給は21万円です。一方、専修学校の求人初任給は19万5000円です。大学の求人初任給を100とすると、短大で92.9、専修で92.9、高校では84.8となっています。
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