
2020年12月2日に鳴り物入りでデビューしたガールズグループ「NiziU」だが、早くも失速しつつある。かつての人気を取り戻すために見直すべき戦略とは。(国際政治評論家・翻訳家 白川 司) ● NiziUが日本で 人気を博した理由 日韓合同オーディションプロジェクトであるNizi Project(「虹プロ」と略されることがある)から誕生したガールズグループNiziUが人気を博している。 私も、2020年9月2日『日本人9人組「NiziU」が大ブレイク、韓国が世界的アイドルを生み出す理由』などの記事で、NiziUを論評したことがある。賛否はともかく、記事は思いのほか多くの方に読んでいただいたようだ。 NiziUは韓国人アーティストでもあるJ.Y. Park氏がプロデュースする日本人9人によるガールズグループであり、K-POP色が強いことから、嫌韓感情が蔓延する日本では反発も少なくない。ただ、そんな反発があったにもかかわらず、NiziUは2020年のNHK紅白歌合戦出場も果たして、人気グループとしての地位を固めつつあるようにもみえる。 私は記事をNiziUが日本で人気を博すことはほぼ間違いないという前提で書いたのだが、それは日本のアイドル市場を席巻するAKBグループによる「弊害」がいくつも見えてきたこともあった。
たとえば、コアなファンが中年以降にシフトするファンの高齢化、タレント側がパフォーマンス力の高さより「若い女の子」としてテレビ番組などでポンコツやおバカを演じることを求められることなど、若者を引き寄せる魅力に乏しくなっている。そこから、NiziUは同世代の若い女性たちを中心に人気を博すのではないかと考えた。 ● モー娘。とK-POPの 間をとった苦肉の策 NiziUは、サバイバル・オーディションの経過をネット番組などで内情まで見せることで、見る者に共感を与えて、応援したくなる気持ちを促して、デビューまでにファンを獲得するという手法をとっている。これはモーニング娘。(1997年~)のときとほぼ同質のものだろう。 また、モーニング娘。をプロデュースしたつんく♂氏は、少女たちの魅力を引き出す名プロデューサーとして人気となり、女性たちの魅力のあり方を個性にあると説いた『LOVE論』を出版してベストセラーになっている。NiziUのプロデュースを担当するJ.Y. Park氏の存在感は、当時のつんく♂氏とほぼ同じようなものだと感じる。 またそれは、Niziプロジェクトが単に日本人メンバーによるK-POPガールズグループを作るものではなく、日本におけるアイドルグループの成功ノウハウも積極的に取り入れて、少なくとも最初は日本のマーケットで成功を収めることを主眼に置いていることの証左だろう。 Nizi Projectが立ち上げで成功したことは、2020年6月にYouTubeで配信された楽曲『Make you happy』が、この記事を執筆している現時点で2億回以上も再生をされていることに表れている。『Make you happy』のPVを見て、私もNiziUの成功を確信したほどの出来だった。 ただし、一つだけ違和感を持ったのが、この楽曲が「プレデビュー」であったことだ。プレデビューとはいったいどういうことかと今一つのみ込めなかったのだが、テレビの歌番組で見たNiziUのパフォーマンスを見て理解できた。
からの記事と詳細 ( 「NiziU」が早くも試練、人気復活に必要な戦略とは(ダイヤモンド・オンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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