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Sunday, March 29, 2020

かながわ未来人>支援必要な人に冊子配布 川崎不登校・ひきこもり親の会ネットワーク代表 竹内春雄さん(71):神奈川(TOKYO Web) - 東京新聞

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 小中学生で全国に十六万人超いるとされる不登校。不安を抱える親に寄り添おうと、市民団体「不登校を考える親の会 川崎の会」を設立し、川崎市中原区で約六年間、当事者たちが悩みを相談し合う場を月に一回程度設けてきた。「親が悩みを抱えていたら、子どもとの関係もうまくいかない。不登校の子や親が肩身の狭い思いをしない社会になってほしい」と周囲の理解を訴えている。

 地元の新潟県で中学校の体育教師を目指していたが、一九七四年、急な欠員が出た川崎市教育委員会の募集に応じて市内へ移った。それから約四十年間、市内の小学校で教員を務めた。ただ、教員生活の間に不登校の児童を受け持ったことは一度しかなく、問題への関心もほとんどなかった。

 転機になったのは、退職後に参加した、年に一度の市内での教育集会。教員時代の知人から依頼を受け、不登校を考える分科会の運営を手伝う中で「不登校は継続的な問題。年に一度の集会だけでは無責任だ」と思い立った。二〇一四年に川崎の会を設立し、数人での相談会を始めた。定期的に集まれる場が大事だと考えて少人数でも続け、四月で六十四回目を数える。

 相談会では学校に行くようになった子の親や、不登校だった人を招いて体験談を話してもらっているほか、コンサートや学習会などのイベントも企画。地域紙や口コミで知られるようになり、メンバーの入れ替わりを経ながら今では毎回十人以上が参加する。ふとした契機で始めた支援活動だったが「ライフワークになった。必要とする人がいる以上は続けたい」と胸を張った。

 不登校からひきこもりになる子も多いと考え、今年一月には、市内の他の不登校やひきこもりの支援団体と計十団体で結成した「川崎不登校・ひきこもり親の会ネットワーク」の代表に就いた。各団体の連絡先や支援内容などを記したパンフレットをつくり、支援を必要とする人が手に取れるように中原区の市民館などで配布を始めた。

 学校に行くことを前提とした社会の在り方にも疑問を感じている。「親は子どもの不登校を周囲に打ち明けにくく孤立しやすい。他にも同じ悩みを抱えている人がいると分かれば安心するはずだ。ひとりぼっちじゃないことを知ってほしい」 (大平樹)

<相談会> 親の会の次回相談会は、4月19日午後1時半から、武蔵小杉駅前にある中原区の市民活動センターで行う。川崎不登校・ひきこもり親の会ネットワークには中原、高津、麻生の3区の計10団体が参加している。問い合わせはいずれも、竹内さん=電090(3692)6996=へ。

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