低気圧が近づく影響で、釧路・根室地方はこれから断続的に激しい雨が降り大雨となって雪どけが一気に進む見込みです。
気象台は、低い土地の浸水や川の増水、土砂災害などに十分注意するよう呼びかけています。
気象台によりますと、南から暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、釧路・根室地方は、広い範囲で雨が降っているとともに気温が上がり、雪どけが進んでいます。
低気圧がこれから発達しながら北海道付近を通過するため、釧路・根室地方はこれから雨が強まる見込みで、雨がピークとなる１０日夜遅くを中心に１時間に３０ミリの激しい雨が降るおそれがあります。
１１日夕方までの２４時間に降る雨の量は、多いところで１２０ミリと予想され、大雨により雪どけが急速に進む見込みです。
気象台は大雨や雪どけによる低い土地での浸水や川の増水、土砂災害、雪崩などに十分注意するよう呼びかけています。
また、沿岸を中心に風も強まり、１１日にかけての最大風速は陸上で１６メートル海上で２０メートル、最大瞬間風速は３０メートルに達し、海上は大しけとなる見込みで高波にも警戒が必要です。
【「夜間の無理な外出控えて」】
気象台によりますと、これから北海道付近を低気圧が発達しながら通過する見込みで、釧路・根室地方では日が暮れて夜になってから雨が強まると予想されています。
雨は１０日夜遅くにピークとなって、１１日明け方まで断続的に激しく降る見込みで、各地で雪どけが急速に進む見込みです。
このため周囲が暗い中で、低い土地の浸水や川の増水のほか、地盤が緩んで土砂災害が起きるおそれもあるということで、周囲が確認しづらい時は無理な外出は控えるよう呼びかけています。
釧路地方気象台の山田豊観測予報管理官は、「２年前の同じ時期にも雨が降って道路の冠水や浸水が発生したが、今回も同じ状況になってきている。夜間は昼間と違って状況がよく分からないので、夜間はなるべく外出は避けてほしい。また、浸水や土砂災害のおそれもあるので危険性がある地域では寝る際はできれば２階など上の階で寝るようにしてほしい」と話しています。
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March 10, 2020 at 05:46PM
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釧根 １０日夜遅くが雨のピーク｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp
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