飲料水やトイレットペーパー、乾電池、缶詰…本当に備蓄は必要なのかを専門家に聞いてみた - Business Insider Japan

トイレットペーパー

Matt Cardy/Getty Images

世界中の多くの人々がトイレットペーパーを備蓄している。3月7日、オーストラリアのスーパーで3人の女性がトイレットペーパーをめぐって喧嘩になり、ニュースになった。しかし、14日間のコロナウイルス検疫期間中、カートに山盛りのトイレットペーパーの過剰だろう。｢家の中にトイレットペーパーを用意しておく価値はある｣とジュタニ氏は言う。

｢しかし、備蓄しておく必要はないだろう｣

レドナー氏も、トイレットペーパーが備品として人気があることに困惑して、｢私が知る限り、それが入手困難になったことはない｣と述べた。

ボトル入り飲料水

Getty Images/Matt Cardy

消費者は食料品店の棚からボトル入りの水をなくしている。しかし、ボトル入りの飲料水をカートに積み込む必要はないとジュタニ氏は言う。

｢我々は幸運にも水道水が飲める国に住んでいる｣とジュタニ氏はBusiness Insiderに語った。

｢この病気について知っていることに基づいて考えれば、水道のシステムは脅かされることはない｣

コロナウイルスの大流行が飲料水の入手可能性に影響を与える可能性は低いが、入手しにくい地域の一部の人々は、14日分の水を自宅に確保する必要があるとレドナー氏は述べた。

乾電池

Tomekbudujedomek/Getty Images

乾電池や充電池は災害などの緊急事態に備えて確保しておくと便利だが、コロナウイルスの隔離の場合は、電池を備蓄する必要はない。ウイルスの大流行が水や電力といった主要なインフラシステムに影響を与える可能性はとても小さいからだ。

レドナー氏は、送電網については心配いらないとし、｢電気が止まるような状況にはならないだろう｣と述べた。

ただし、電池で駆動するおもちゃで遊ぶ子どものいる家庭では、必要になるかもしれない、とレドナー氏は述べている。

手指消毒剤

AP

消毒剤は感染を防ぐのに役立つが、棚からなくなるのは過剰反応だ。ジュタニ氏は容器のサイズからしてすぐになくなるようなことはないと強調した。

また、｢古き良き石鹸と水で衛生管理には十分｣だとジュタニ氏は言う。

｢手の除菌剤は便利で持ち運ぶのも簡単だが、備蓄は必要ないだろう｣

レドナー氏によると、除菌剤は役に立つかもしれないが、パニック買いが多くの地域で売り切れているという。

｢隔離に備えて品物を購入するときは、慌てずに思慮深い行動をとってもらいたい｣とレドナー氏は言う。

保存食

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隔離される場合に備えて、14日間分の食料を自宅に用意しておく必要がある。レドナー氏とジュタニ氏はともに、慎重かつ段階的なアプローチで備蓄すべきだと強調した。

しかし、消費者の多くは食料品を購入する際に、過剰にまでのツナ缶やピーナツバターの瓶をカートに詰め込むことになるという。食料品の供給や配送に問題のない都市部では、まったく必要ない場合もあるにも関わらず。

｢それは、あなたがどこに住んでいるかによる｣とレドナー氏は言う。

｢例えばニューヨーク市では、誰もが惣菜や食料品を配達してもらうことができる。しかし、それが不可能な都市や農村では、話は別だ｣

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March 14, 2020 at 05:10AM
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